ノルマンディーの作家と食 〈10〉 2016-10-11 モーパッサンは、たった10年の作家生活の間、何かにとりつかれたように机に向かった。残された長編小説は6作、短編小説は実に300作以上にもなる。そして、そのインスピレーションの元は、自らの体験であることが多かった。 初の長編小説となった『女の一生』(1883年)は、作家の生まれ故郷であるノルマンディー地方が舞台。... ノルマンディーの作家と食 他 0
洋ナシのうまさそのまま、クラフティにして焼いてみよう。 2016-10-10 Clafoutis aux poires 9月になると、洋ナシのウイリアムスpoire Williamsが八百屋の店頭を飾るようになる。皮は黄緑色で、ときどき朱がさしていたりして、ほれぼれするような美形だ。その身は、ざらざら感がなくとろけるようで香り高く、わが家では一番人気の洋ナシになっている。 8年前にこのウ... デザート 0
マダム・キミのシルバーラウンジ:10月1日号 2016-10-09 ジョルジェットさんは91歳。1915-20年、外交官だった父親はパリで仏女性(彼女の母)と出会い、結婚。そのあとイランやポーランド(兄が生まれる)など数カ国に駐在し帰任後、東京で弁護士として働く。ジョルジェットさんは1925年に東京で生まれる。彼女が10歳の時、父が乗馬中に落馬し死去。1936年に母と帰仏後カトリック校... シルバーラウンジ 0
アトリエが好評!ポケモン人気に便乗もしてます。 2016-10-06 サーカスのアトリエは定番人気。© Willliam Beaucardet ラ・ヴィレット公園は地元民の憩いの場。今年の5月からは 「Little Villette」がオープンし、親子連れにはさらに便利になった。12歳までの子供が無料で遊べる児童館で、予約なしでふらっと入れる。公園で雨に降られた時に遊べる場所と... こどもとおでかけ 0
稲葉由紀子 『パリ、異邦人たちの味』 2016-10-06 パリで幸せなことは、これまで出会ったことのなかった、さまざまな国のさまざまな料理を、現地そのままに味わうことができることだろう。これも移民が数多く住んでいることのおかげ。そんな異邦人の味のとりこになった著者が紹介してくれるのは、スペインはガリシア地方の青唐辛子の素揚げ、エチオピアの大皿盛り合わせ「ベヤイネトウ」、中国... ノルマンディーの作家と食 他 0
海は燃えている 2016-10-06 ~イタリア最南端の小さな島~ Fuocoammare, par-delà Lampedusa 『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』でヴェネチア映画祭金獅子賞、本作『Fuocoammare』でベルリン映画祭金熊賞を受賞。ジャンフランコ・ロージは世界三大映画祭制覇にリーチがかかるドキュメンタリー作家。昨年逝去した巨... 舞台・映画 0
「背中に短剣を」 2016-10-05 「 2年前、マクロンは全く政治家ではなかった。フランソワ・オランドが彼を無名から引き上げてやったのに、そのオランドの背中に短剣を突き刺す以上のことを考えられないのか 」 9月19日のラジオでのインタビューで、元文化相として知られる社会党の大物ジャック・ラングの発言。... 発言から知るフランス 0
Corps rebelles 2016-10-04 ラファエル・ドロネー。 本展のために制作 されたダンス「異国のダンス」の一部。 2年前にリヨンにできたコンフリュアンス美術館で、ダンスをテーマにした展覧会「反抗する体」が開催されている。2011年−12年にパリのポンピドゥ・センターで開かれた「人生を踊るDanser sa vie」展は、歴史的にダンスと造形美術... アート 0
Adriana et Margot|歴史に翻弄されつつ育まれたポーランドの豊かな食。 2016-10-04 「ポーランド風サンドイッチの美味しい店があるよ」と聞いて訪れたのは、昔から何度も前を通っては気になっていた店。ポーランド人の母娘が切り盛りしている。 サンドイッチは、中に入れる具の種類や数によって4.3€~6€。オニオン、ゴマ、芥子の実からパンを選び、キャビアと呼ばれるペーストを1種または2種、最後にメインの具... ヨーロッパ諸国料理 0
Epicerie Ô Divin|レストランのクオリティをウチで手早く再現できる。 2016-10-03 Saucisse de Toulouse au couteau maison 地下鉄Jourdan 駅界隈は、カフェのテラスが住民たちの憩いの場になっていたりと、街なかにも生活感があるのがいい。この地区に住む友人に教わって以来、すっかりファンになった食料品店。友人は、手間をかけずに調理できて、それでいて子どもた... 専門店 0