マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2016-07-13 N子さん(60代後半)はミッション系学校のあと、大学は仏語科卒。外資系会社に勤務。当時勤務関係で出会ったフランス人のM氏の帰国に合わせ渡仏し結婚する。息子2人。ご主人は数年前に病死、今は南仏の町で週に1回は孫2人の面倒をみながら翻訳の仕事などをしている。 ご夫婦で長い間、海外の教育関係のお仕事を続けてこられたようです... シルバーラウンジ 0
ノルマンディーの作家と食 〈7〉 2016-07-11 師匠のフロベールから、物事をしっかりと観察して描写することの大切さを教わったモーパッサン。初めて手がけた長編小説『女の一生』(1883年)には、そうやって時間をかけたからこそ得られたであろう、美しい表現が散りばめられている。 全編を通して沈うつなストーリーを救うかのように描かれるのが、ノルマンディーの畑や牧場を... ノルマンディーの作家と食 他 0
La petite épicerie espagnole|夏だ!タパスだ!スペイン食材の小さな隠れ家。 2016-07-09 一見ケーキ屋さんかサロン・ド・テのような外観だが、店名のとおりここは「スペイン食材店」。小さな店内は厳選されたハム類、チーズ類、缶詰、オリーブオイル、ワインなどが整然と並んでいて、天井からは、待ってましたの生ハムが脚丸ごとの状態でぶら下がっている。とりあえず、この2つを試さずに店の評価はできないと、生ハムの名産地サラ... 専門店 0
ホピ族の神聖なオブジェ、守りたい。 2016-07-08 「大統領閣下、私たちはアメリカで先住民族の芸術品を所蔵し、彼らの芸術、文化と権益を守るための文化施設の責任者です」と始まる嘆願書が、昨年、オランド大統領や外相、文化相、法相らに送られた。先住民研究の権威とされる北アリゾナ博物館館長ら6人の連名の書面は、2013年からパリで、アメリカの先住民が神事に使う仮面などの... 抵抗する人 0
デモを全面禁止 2016-07-08 「 解決の糸口が垣間見えたとたんに、ヴァルス首相はそれを断ち切る 」 6月23日テレビのインタビューに答えた、マルティネーズCGT(労働総同盟)書記長の発言。首相は独断的に、当日のデモを全面禁止するように警視庁に通達したとみられている。... 発言から知るフランス 0
1646 時間 2016-07-07 Coe-Rexecode(経済観察研究センター)によると、2015年度のフランス人の年間平均労働時間(正規雇用者)は1646時間で、EU加盟28カ国の中で最低。イギリス人よりは228時間、ドイツ人よりは200時間少ない。ただし、自由業に就いているフランス人の年間平均労働時間は2335時間とEU平均より42%多く、彼ら... 数字でみるフランス 0
此処(ここ)にいることの刻印を。 2016-07-07 VOUS ÊTES ICI スパイダーマンの気分? 壁や屋根、道路などに巨大な写真を貼り付けるコラージュの手法で名高い仏人アーティストJR。パリではセーヌ河岸の壁面やパンテオン、国民議会、最近はルーヴルのピラミッドなどで作品を手がけた。作品制作に一般市民の参加を促すことが多い彼が、今回芸術のパートナーに選... こどもとおでかけ 0
ウサギのレバーを使って、自家製テリーヌに挑戦してみよう。 2016-07-05 Terrine de foie de lapin パーティー用に鳥肉屋でウサギを丸ごと二つ買ったら、お店の人が「おまけです!」とウサギのレバーをたっぷり包んでくれた。この量ならテリーヌが作れそうだな、と肉屋に行き、chair à saucisseという豚のひき肉も500グラム買い求めた。 家に帰ってレバーを量っ... 肉料理 0
Paul Klee – L’ironie à l’œuvre 2016-07-03 クレー作品を貫いた精神は 「皮肉」だという。その夢想的な作品からは想像できないテーマで作品分析をした本展は、クレーの回顧展の中でも出色のものだ。 作品には、描かれた当時の出来事と題名の由来の説明が付いている。... アート 0
『L’Effet aquatique』-「水」を介し恋愛感情が高まるアクア効果? 2016-07-03 カンヌ映画祭の監督週間で万雷の拍手に包まれ、SACD賞(劇作家・監督・作曲家協会賞)を受賞。だが晴れ舞台に、昨年乳がんで亡くなったソルヴェイグ・アンスパック監督の姿はなかった。最後に監督が残していたのは、意外なほど軽妙洒脱なロマンティック・コメディだ。 主人公のサミールはクレーン操縦士。近所のバーで男を罵(のの... 舞台・映画 0