
★連載「ふつわ」は、フランスで揃えやすい食材で、和風料理をつくる!チャレンジ連載です。きょうは冷凍のピカールへ。
ぼくらのパリ郊外の町には朝市にしか魚屋がなく、それも週に3日だけ。そこで買いものする時間がなかったけれど魚が食べたいというときのために、冷凍庫には数種類の魚が保存してある。今回は冷凍食品チェーン、ピカール Picard のサバのおろし身 filets de maquereau (600g/9.43€) の世話になった。それもパッケージに書いてあるつくり方にしたがって、何回か試しているけれど失敗なしのレシピです。
オーブンの目盛りを200°Cに合わせて点火。おろし身4枚が重ならないような大きさのオーブン皿を用意し、薄切りにした玉ネギ2個を敷く。ぼくはせん切りにしたニンジン2本も混ぜ入れる。サバは解凍する必要はない。さっと蛇口の水で洗ってから、オーブン皿の玉ネギとニンジンの上に並べる。これを熱くなったオーブンに入れて20分前後で、写真のごとく焼き上がる。ここで塩を振る。皮はパリッパリ、身はジューシーで文句なしのうまさだ。もちろん大根おろしとおろしショウガを添え、下に敷いた玉ネギとニンジンは、マスタードをきかせた酢みそで和え、七味唐辛子粉をふって脇にそえる。(真)
