最寄りの地下鉄クリメ駅から店に向うと、ちょっと殺風景な街並み。この近くに人気のレストランがあるのだろうかといぶかしくなるが、ナント通りの端まで歩けば納得です。そこにはウルク運河が広がり、ラ・ヴィレットの公園が向こう側に見えている。運河に面したテラス席は、夏になったら相当気持ち良さそうだ。
夏にならずとも昼時はお客さんでいっぱい。前菜+メイン、メイン+デザートで14€、3品で17€という良心的な価格設定とフレンドリーなスタッフに人気の理由がありそうだ。しかも昼時はビールやワイン、ソフトドリンクなどが2€なのでこれを逃す手はない!
西洋ゴボウのサラダを前菜に選んでみた。ヘーゼルナッツの香ばしさと酸味あるドレッシングに、最近人気のメティスというカラシ菜の葉っぱが彩りを添えていておいしい。西洋ごぼうはゴボウというより見た目も食感も少し硬めのホワイトアスパラのような感じ。別の日に食べた定食屋さんの定番、燻製ニシンとゆでジャガイモの前菜も、塩加減が素晴らしく、ここなら毎日でも通えるなぁとシェフの腕前にほれぼれした。
メインにはキノコとニンジンのサラダを添えたモルトーソーセージを選びたかったが、残念ながらすでに品切れ。2€追加のアントルコートを注文してみたら、肉もフリットもそのボリュームに圧倒される。この肉にはやっぱ赤ワインだと2€のワインにしみじみ感謝。
バノフィー(英国風バナナパイ)、タルトタタン、生乳で作ったバニラ風味のパンナコッタなど、どれもおいしそうなデザートが並ぶが、すでに満腹だったので断念。(里)
Les bancs publics
Adresse : 2 rue de Nantes, 75019 ParisTEL : 09.8076.3671
アクセス : M°Crimée / Corentin Cariou
月~土 12h-15h/19h30-23h (金・土 -23h30) 日 12h-15h。 カフェ営業 : 月~金 8h-02h/ 土 9h-02h/日 9h-20h