Le Soleil

「アラブのきちんとした男性は料理をするんです(笑)。8歳くらいから母の料理を手伝いながら覚えました」。ル・ソレイユのアクラムさんは、国際関係とコミュニケーショを学ぶためパリに留学。学費稼ぎのため料理を作っているうちに本業になり、パリの友人ムスタファさんと店をオープン。ファラフェル、シャワルマなどのサンドイッチから、パレスチナの代表的料理「マクルーバ」や「ムサッハン」などを手軽に食べさせるとあって、店は学生を中心に大人気。
「マクルーバ」(アクラムさんはマクルビと発音)は、バスマティ米のような長い米を大鍋で炊き、テーブルで大皿にひっくり返すのがたのしい家庭料理(ちなみにマクルーバはひっくり返すという意味だそう)。「金曜の礼拝後、みんなでマクルビを囲むのが恒例だった」とアクラムさん。チキンマクルーバのセット(11€)を頼むと、ほどよく鶏肉が入った炊き込みご飯の上にナス、フライドオニオン、スパイス。「ムタバル (ナスのピューレ)」は胡麻ペーストがたっぷり入ってクリーミー。ヨーグルトの水分を抜いて濃厚にしたものにスパイスとキュウリ、ディルを和えた「ラブネ」 がのっている。ついでにパレスチニアン・コーラ(スウェーデン製)もフンパツした。日本語も話せるアクラムさんに、次回は、ムサッハンを食べながら、日本での経験を聞かせてもらうことにした。(六)


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Adresse : 103 Bd Jourdan, 75014 Parisアクセス : M° Porte d'Orléans
土休、月〜木:11h-15h/17h30-22h、金・日:11h-22h。
