Le Desnoyez こぢんまり、丁寧、控えめで、真摯な店。

Suprême de poulet fermier, chou rouge, polenta de maïs grand roux / 地鶏のロースト、ポレンタ添え。

 ベルヴィル駅すぐ近くの、ストリートアートで知っている人も多い小さな通りに、ひっそりと佇むこのお店は、店内10席ほどでいつも満員。予約なしだとテーブルに座るのは正直厳しい。日替わりで、前菜が3種ほど、メインが2種にデザートと、そんなに多くはないメニュー構成。店も小さくスタッフも少ない。限られた中で、自分たちでできる範囲内で最善を尽くすという姿勢が、献立や料理の質に現れていて、その誠実さにとても好感を持ってしまう。

 この日の前菜(各4€)は冬野菜のスープ、看板メニューのゆで卵のマヨネーズ和え、鶏レバーのソテー。友人は卵を、私はレバーをチョイスした。少し温泉卵のようで、トレヴィスサラダやパセリがあしらってあり、自家製マヨネーズの繊細な味と、アクセントになる赤玉ネギのピクルスがよく合う。

レバーは、レア過ぎず、焼き過ぎず、絶妙な火の通り具合で、塩胡椒の加減も実に良い。中くらいの塊がごろごろと7切れも入っていて、これで4€とはものすごいコストパフォーマンスに驚く。付け合わせのサラダといただき、レバー好きにはたまらない一品だ。

メニューには「前菜」という文字が書かれているわけではなく、スープにレバー(計8€)を注文しているお客さんもいた。食べ過ぎずにすむし、お財布にも優しく楽しめる。この日のメインは地鶏、もしくはイタリアンソーセージにポレンタを添えたもの(各12€)でどちらもなかなかのボリューム。プディングのようなもっちゃりとしたポレンタに、紫キャベツの甘酢漬けが後を引いて、どんどん食べてしまう。

おなかいっぱいで、デザートまで手が出なかったけれど、前回行った時は、マスカルポーネチーズに蜂蜜と黒ニンニクのコンフィが添えてあり、面白しい組み合わせと意外な美味しさが印象に残った。(み)

ゆで卵のマヨネーズ和え、看板メニューです。

鶏レバーのソテー

Saucisse italienne, chou rouge, polenta de maïs grand roux イタリアンソーセージにポレンタを添えたもの


Le Desnoyez

Adresse : 3 rue Dénoyez, 75020 Paris
TEL : 06.6119.1831
アクセス : M° Belleville
木~日12h30-14h/20h-23h (水曜は夜のみ)火休