
ベルナール・ベローさんとともに、イリフネ社を立ち上げた小沢君江さんが8月27日、パリ郊外のバニョレ市で亡くなりました。84歳でした。
ぼくが、当時パリのベルヴィルにあったイリフネ社を訪れたのは1975年秋でした。二人は、堀内誠一さんの貴重な尽力のもとミニコミ誌『いりふね・でふね』を前年に刊行したところで、ベルナールさんがオフセットの小さな印刷機を掃除し、君江さんがひたすら和文タイプを打っているという姿を見て、いいなあとひきつけられました。
ミニコミ誌はパリ情報誌『オヴニー』へと発展し、1981年には日仏文化センター、エスパス・ジャポンも誕生。君江さんは、オヴニーにフランスの社会で起こっていることの解説を書き続けていました。ベルナールさんは2020年に亡くなり、君江さんも旅だってしまいましたが、日本人とフランス人をつなぐ架け橋になろうという二人の意志は、現在のスタッフにもしっかりと引き継がれています。

君江さん、長い間ごくろうさまでした。
そして心からありがとう!安らかにやすんでくださいね。
佐藤真(オヴニー前編集長)
