フランス抽象美術の重要人物
ジャン・ル=モアル回顧展

Jean Le Moal (1909-2007) – Paysage, la ferme, 1943 – musée des beaux-arts de Quimper © ADAGP Paris 2018

9月17日(月)まで 

 ジャン・ル・モアル Jean Le Moal (1909-2007) は戦後フランス抽象美術の重要人物だが、今では名前や作品を見かけることは少ない。父がブルターニュ人のため幼少時をブルターニュで過ごし、リヨンで建築を学んだ後、パリとアルデッシュで活動した。

 戦前はシュルレアリスムとキュビスムの影響を受けたリヨンのアーティストグループに加入し、ピカソ風の絵を描いていたが、しだいに色が飛び跳ねるような抽象画を描くようになった。ところどころに白を効果的に入れて、水の中で光の色が動いているような印象を与えている。

晩年はステンドグランスを多く制作した。レンヌ、サンマロ、ブレストなどの教会に彼のステンドグラスが残っている。油彩を見るとステンドグラスが彼の作風に合っていることに納得がいく。カンペールに「ブルターニュのチェコ人アーティスト展」を見に行くなら、ここにも立ち寄るといい。火休。

カンペールの中心地にある。ブルターニュのチェコ人アーティスト展をやっている県立ブルターニュ博物館からは徒歩5分。

(左)ジャン・ル=モアル20歳のころ。ランポール・プルーゼルの浜辺で。 (右)ジャン・ル=モアル「秋」L’Automne, 1954 油彩- Collection particulière, Paris © Courtesy Galerie Applicat-Prazan, Paris / ADAGP, Paris 2018


Musée des beaux-arts de Quimper

Adresse : 40 place Saint-Corentin , 29000 Quimper , France
TEL : 02 98 95 45 20
URL : www.mbaq.fr/fr/accueil-3.html