Jean-Baptiste Robin / David Guerrier
ポワチエのサン・ピエール聖堂のオルガン奏者ジャン=バティスト・ロバン(写真)は、フランスだけでなく欧州各国や米国、日本や韓国でも積極的な演奏活動を行っている。
今回は、ホルン奏者であるだけでなくトランペットも得意とするダヴィッド・ゲリエと二重奏。少々驚かされる組み合わせだが、深い低音を土台にこれ以上ない多彩な音色を出すことができるオルガンと、冴え渡っていながらも柔らかく歌うことができるトランペットが美しい音のあやを紡ぎだす。
ロバンが編曲したリュリの名高い『トルコ人の儀式のための行進曲』にはじまり、バッハの『前奏曲とフーガBWV541』、クロード・ドビュッシーの『月の光』、ゴダールの『軽蔑』やトリュフォーの『柔らかい肌』などの映画音楽を手がけたジョルジュ・ドルリューの『トランペットとオルガンのためのカンタータ』…。さらにこれが世界初演になるロバン自身の曲も含まれるバラエティーに富んだプログラムで、クラシック音楽は苦手という人にも楽しい一夜になるだろう。(真)
6月8日 (金)19h (開演45分前までに入場)。7~16€。
Auditorium de Radio France
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