Jacky Terrasson
年末は、よくスイングするピアノジャズだなあと思っていたら、ジャッキー・テラソンがサンサイドで3晩、計6回公演するという、うれしいニュースが飛び込んできた。
ぼくが90年代に聴いたときは、ベースにウゴナ・オケグオ、ドラムスにレオン・パーカーという最高のリズムセクションをバックに、初期のハンコックやコリアを思わせるような、切れ味のいいタッチから生まれる強弱のコントラス、スピード感、しなやかなメロディーライン、当時最高のピアノトリオの一つと言っても過言ではない演奏にうなった*。
その後ブルーノートと契約し、10枚以上のアルバムをリリース。米国ではサックスのジャヴォン・ジャクソンやドラムスのシンディ・ブラックマン、フランスでは、トランペットのステファン・ベルモンドやクラリネットのミシェル・ポルタルなどと共演してきて、今や57歳の円熟ぶりだ。
2019年にリリースされた、今のところ最新盤の『53』(写真)では、最初から最後まで自曲を弾いている。ラテンタッチの曲が楽しいし、いつもの美しい音でバラードを素直に歌っている。今回の公演ではコントラバスにジェロー・ポルタル、ドラムスにルクミル・ペレスが共演。(真)
Sunside
Adresse : 60 rue des Lombards, 75001 Paris , FranceTEL : 01 40 26 46 60
アクセス : Châtelet
URL : https://www.sunset-sunside.com/2022/12/artiste/3572/8774/
12月27日、28日、29日/19h30と21h30の回32€(早めに予約!)