9月26日に逝去したジャック・シラク元大統領(1995-2007)の葬儀は、以下の通りに執り行われる。
パリで直接お別れをしたい市民は、アンヴァリッドに安置される棺に弔問する、または、アンヴァリッドから出棺し、葬儀が行われるサン・シュルピス教会までの経路で霊柩車を見送る、などの機会が設けられている。
9月29日(日)アンヴァリッドに棺安置。
シラク元大統領の棺は、パリ7区アンヴァリッドの教会に安置され、29日(日)午後2時から、一般の弔問客を迎える。棺が安置されるのは、サン=ルイ・デ・ザンヴァリッド大聖堂(Cathédrale Saint-Louis-des-Invalides)。大統領府(エリゼ宮)と、シラク元大統領の名前を冠したケ・ブランリー=ジャック・シラク美術館と同じく、芳名帳が置かれる。
ケ・ブランリー=ジャック・シラク美術館は、10月13日までは入場が無料に。今週中行われるサッカーの試合は全て、シラク元大統領に1分間の黙祷を捧げてからプレーを開始する。
9月30日(月)国喪の日
シラク大統領が、1977年から95年まで、18年間市長を務めたパリ市議会と市庁舎周辺でセレモニー。
9時半から、棺が安置されているアンヴァリッドのサン=ルイ・デ・ザンヴァリッド大聖堂(Cathédrale Saint-Louis-des-Invalides)で、近親者のみの密葬。その後、マクロン大統領も参列し、フランス軍隊によるセレモニー。
11時にアンヴァリッドの聖堂を出棺。パリ6区にあるサン・シュルピス教会までの経路は葬送行進となり、国民が最後の別れを告げる機会となる。サン・シュルピス教会には11時45分に到着予定。正午より、パリ司教によるミサ聖祭式。歴代オランド大統領、サルコジ大統領、ジスカール=デスタン大統領らが参列予定。シラク元大統領の娘ロランスさんが眠るモンパルナス墓地に埋葬。家族と近親者のみ。
午後2時から、マクロン大統領が外国から弔問に訪れる首脳をエリゼ宮に迎える。
午後3時に、行政機関、学校、1分の黙祷。小・中・高校などでは、教師が希望すれば、シラク元大統領に関する授業を行うことができる。
議員として選挙され、シラク元大統領が愛着を抱いてやまなかったコレーズ県でもセレモニーが予定されている。