5月16日(月)、交通機関内でのマスク着用義務が解除される。オリヴィエ・ヴェラン保健相が5月11日の閣僚会議後の会見で語った。地下鉄、バス、電車(長距離も含む)、飛行機、タクシーに適用される。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州航空安全機関(EASA)も、16日からは空港、飛行機内でのマスク着用は義務ではなくなることを発表した(発着の国で着用が義務づけられている場合は着用に)。
病院や老人ホームなどに入る際は、今までと変わらず衛生パスが必要で、感染テストで陽性だった場合は隔離が必要。ワクチン未接種のために休職処分となっている医療関係者の職場復帰に関しては、政府は復職は検討はしているが先送りしている。
コロナ禍は収束したわけではなく、日々、3万8千人以上の新規感染者、およそ100人ほどの死者が出ている。新しい変異種の出現が案じられ、秋には再接種の可能性も検討されているという。マスク着用は義務ではないが「推奨」。