Esa-Pekka Salonen “Mahler Symphonie n°9”

※シャンゼリゼ劇場は、4月19日までの全ての公演をキャンセル。この公演も残念ながらキャンセルとなりました。

グスタフ・マーラーの交響曲というと、1番の『巨人』やヴィスコンティの『ヴェニスに死す』にも使われた5番にファンが多いけれど、最高傑作はやはり最後の9番だろう。たとえば第1楽章、音楽が力を増して劇的にふくらんでいったかと思うと、急にピアニッシモになって別のテーマや自作の引用が入り込んできたりしても、少しも断片的に聴こえてこない。それぞれの瞬間の和声の巧妙さ、リズムの錯綜したおもしろさ、各楽器の色合いの精妙な重ね方が音楽の流れを作っているからだろう。そして第4楽章のアダージョは、弦が綿々と生への別れの歌をくり返していくのだが、なんという傷つきやすい透明さ! 

木管、金管あるいはヴァイオリンなどのソロパートが多く、オーケストラの力が試される曲だが、今回はエサ=ペッカ・サロネンが指揮する英国のフィルハーモニア管弦楽団の演奏で、現在最高のマーラーを聴くことができるだろう。ほかにソプラノのレベッカ・ネルソンが加わってベルクの組曲『ルル』。(真)

3月26日(木)20h。10~85€。

※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、展覧会やコンサートは中止、または延期になる可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。


Théâtre des Champs-Elysées

Adresse : 15 av.Montaigne, 75008 Paris
TEL : 01.4952.5050
アクセス : M°Alma Marceau
URL : http://www.theatrechampselysees.fr

 

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