4月16日から、SPA動物愛護協会は動物の養子縁組を再開した。コロナ対策により、生活に必要不可欠でないとされる商店や機関と同様SPAも活動を停止していたが、生き物には餌をやり小屋の掃除をしたり、しつけなを続けなくてはならない。その間も保護されるペットは増える一方で収容所がパンク状態になっていた。
ペットが犬猫を媒介するという風評はWHOなどが否定しているが、動物たちはCOVID-19の間接的被害になりつつある。内務省は、SPAのスタッフと里親との接触がない形での養子縁組を認めた。
1)里子を選ぶ
SPAのサイトの写真から里子にしたい動物を選ぶ。「SOLIDAIRE 連帯的」と書いてある動物が対象となる。住まいの広さなどの生活条件、動物の大きさ、年齢、性格などを考えて選ぶ。
2)里親立候補申込書
必要事項を記入し、質問に答える。
3)電話審査
書類審査を通過した人にはSPAから電話が入り、選んだ動物の里親としての適性などを審査される。
4)里子を迎えに行く
・選んだ動物が収容されている施設でのアポが設定されるので、保証金として150ユーロの小切手を渡し、引き取る。その際は、一人で行くなど衛生基準を守る。
・犬は、リラックス・スペースに置かれた里子の犬とがミーティングも場所となる。SPAのスタッフとは接触はなくそこからそのまま犬と家へ。
・猫などは、SPAスタッフが屋外で、運搬用のケージに入れる。
・外出規制が解除されたら通常の養子縁組の契約、手数料(猫150〜馬450ユーロ)支払い、コロナの為にできない予防接種や去勢などを行う。
手軽に里親になれそうなシステムだが、いや、それだけに「連帯的養子縁組とは一時的な娯楽ではなく一生のもの」と注意を喚起している。