
今年の夏も、ヴァンセンヌ城近くの Parc Floral でクラシックのコンサートが9月初めまでつづく。
8月17日(日)16hは、Smoking Joséphineというユニークな名前のグループが登場する。将来が期待されている女性弦楽器奏者5人からなるグループで、プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』やバーンスタインの 『ウエストサイドストーリー』からの抜粋、ショパンの 『バラード第1番』などを演奏するのだが、このグループならではの溌剌(はつらつ)とした編曲がたのしみ
8月23日(土)15hは、2015年ベルリンで結成され、昨年リリースされたブラームス弦楽四重奏曲集が高く評価されたアガット弦楽四重奏団 (写真)が演奏する。モーツァルトの最晩年の作品、弦楽四重奏曲第21番は演奏されることが少ないが、明るく晴れやかな第1楽章、優しい旋律の第2楽章…野外で聴くのにふさわしい。リゲッティの弦楽四重奏曲第1番は、バルトークを思わせる緊迫したリズムが圧倒的だ。
入園料2.7€を払えばコンサートは無料というのも例年どおり。帽子と水を忘れずに!(真)

Parc Floral : Entrée Nymphéas
Adresse : 118 Rte de la Pyramide, 75012 Parisアクセス : M°Château de Vincennes
URL : https://festivalsduparcfloral.paris/
Parc floral 入園料2.7€。コンサートは無料。
