Christian McBride’s New Jawn
1994年、ジョシュア・レッドマンのカルテットで、ベースのクリスチャン・マクブライドのよさにビックリ。21歳の若さにもかかわらず、太く、はずんだ音で、リズムとハーモニーのおもりになり、バンドのサウンドをしっかり支えていた。
またたくまにジャズ界のベースの一人者として引っ張りだこになって次々とリーダーアルバムを発表。バッハの曲を演奏したり、ビッグバンドを率いたり、西アフリカ出身の歌手アンジェリーク・キジョーとデュオしたりと器用すぎなところもある。
近々パリ公演。そこで公演と同じく、ピアノレスのカルテット〈ニュー・ジョーン〉による新アルバム『Prime』(写真)を聴いてみた。
『Moonchild』は、マクブライドのソロではじまり、マーカス・ストリックランドのバスクラリネットと対話していくのだが、マクブライドのサウンドは健在!『Dolphy Dust』は、曲折しながらジャンプするようなドルフィー的テーマを持った曲だが、ジョシュ・エヴァンスの渋く流れるトランペットが五つ星!オーネット・コールマンの曲『The Good Life』では、マクブライドのソロがよく歌っていて素晴らしい(2本目のビデオ)。ナシート・ウェイツ のドラムスも活きがいいし、欠かせないコンサートだ。(真)
10月19日(木)19h30開場、20h30開演。31€。
NEW MORNING
Adresse : 7-9 rue des Petites-Ecuries, 75010アクセス : M°Château d'Eau
URL : https://www.newmorning.com/20231019-5764-christian-mcbride-s-new-jawn.html