33年ぶりにガーディナーがバッハの『マニフィカト』を、1728年に改定される前の初版で再録音。この版は調性がやや高く、ガーディナーのテンポが全体的に早め。冒頭の「Magnificat…」から、その輝かしさに踊り出したくなる。それでいてモンテヴェルディ合唱団の一糸乱れぬ力強さ!ソプラノとアルトの独唱「Suscepit Israel…」は普通オーボエの伴奏だが、ここではバロックのナチュラルトランペットで声とひとつになってゆく。そして「Gloria…」で壮麗に幕を閉じる。(真)
SDG/15€ 前後。