今が食べどき・洋ナシ・マンステール 2013-09-05 食材 0 ●poire Williams 洋ナシの中で一番早く八百屋に並ぶのが〈ウィリアムス〉。7月末くらいから出回るが、9月になるとうまさを増す。洋ナシは収穫後も少しずつ熟していくので、八百屋に、すぐ食べるのか、もう少し経ってから食べるのかを告げること。〈ウィリアムス〉は、指で軽く触って [...]
夏らしい香りのフェンネルとタイのデュオ。 2013-08-07 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous 暑い時には、暑い国の香り高い料理がおいしい。イタリア人や南仏の人が大好きなフェンネルfenouil(ウイキョウ)は、そのアニス系の香りで、好き嫌いが分かれるところだけれど、火を通すと、その香りも柔らかくなり、軽い甘さも感じられるようになる。魚との相性も抜群で、締まった白身の魚 [...]
今が食べどき●moule de bouchot 2013-08-05 食材 0 ムール貝は、ほとんど年中あるけれど、moule de bouchotと呼ばれる、ノルマンディー産やブルターニュ産の小粒で身が黄色がかったものがうまい。このムール貝は7月中旬くらいから2月すぎまで出回る。以前は魚屋で1リットルや2リットルの丸い升で量って売られていることが多かっ [...]
人生、もっと軽やかに、次に行こうと思った。 2013-07-22 日本のフランス 1 ◎今村泉(ジュエリーアーティスト・エージェント、京都) 今村さんがフランスと出会ったきっかけは、東京のデザイン学校に通っていたとき。語学留学でイギリスに長期滞在中、パリも訪れた。東京では、松山から出てきて、知り合いもいなく、バックボーンもない大都会で自分を見失ってい [...]
ゆでたアルティショーは初夏のアントレ。 2013-07-17 野菜料理 0 「最初にこの朝鮮アザミのつぼみを食べようとした人は、よほど飢えていたか、味への好奇心があった人に違いない」と前号で書いた。そしたら、おそれをなして一度もアルティショーを調理したことがない読者が多いと思う、というスタッフの声。アルティショーは6月くらいから9月いっぱいが [...]
今が食べどき●navet 2013-07-06 食材 0 真っ白で、上部が薄い紫色を帯びたカブが出回っている。値段もキロ3ユーロ前後とまだまだ手頃。フランス人は子羊肉などと煮込んで、煮汁をたっぷりすって柔らかくなったカブが大好き。こってりとした風味のカモ肉とも相性がいい。そんな時はバター煮。カブ600グラムを、皮をむいて一口大に切り [...]
イカ料理、ニンニク風味に南イタリア風。 2013-07-03 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous 最近、魚屋に100グラムちょっとの中イカが並んでいる。胴がふっくら盛り上がっていて、透明感があり、皮もしっかりついている。新鮮な証拠だ。こんなイカは刺身にしたってもちろんうまいけれど、今回はイカ料理が得意の南の人たちの料理を2品作ってみよう。 最初はオリーブ油、ニンニク風味。 [...]
今が食べどき Cerise 2013-06-21 食材 0 4月から5月にかけて、気温が低く雨ばかり降っていたので、サクランボが熟するのが遅れていたが、ようやく出回りはじめた。フランスでは南西部で栽培されているが、50%以上がビュルラBurlatという、大きめで深紅のサクランボ。身も深紅。最近、日本の代表的な品種ナポレオンNapol&e [...]
フランスでは幸せな環境で制作ができた。 2013-06-19 日本のフランス 1 いまは「生命」をテーマに、丸をモチーフに制作している ◎福本倫(アーティスト、東京都) 福本さんは、高校生の頃から芸大志望だったが、合格せず、デザインの専門学校に進んだ。その後はアパレルのデザイン会社でデザイナーをしていたが、「やはり絵描きになりたい」と思い、とくに [...]
豚肉とパプリカの組み合わせもハンガリー風。 2013-06-18 肉料理 0 4ページの連載〈Diaspora〉で、ハンガリーのメディアテックが取り上げられている。ボクは数年前の夏にハンガリーで出会った、素朴で心のあたたかい人たちが忘れられない。昨年は、ハンガリーの代表的料理で、グラーシュというパプリカ風味牛肉の煮込みを紹介したが、今回は、ブダペストの庶 [...]