黒ブダン、リンゴ、マッシュポテトの三拍子そろった味わい。 2016-11-19 肉料理 0 アシ・パルマンティエは、あらかじめ火を通したひき肉をマッシュポテトで覆ってオーブンで焼いた料理だが、ひき肉のかわりに黒ブダンの中身を入れて焼いてみた。その黒ブダン、肉屋で黒くとぐろを巻いているものを切り分けてもらうのだが、4人分で400グラムほしいところだ。 まずマッシュポテト [...]
ウズラ肉ならではの味わいを、ブドウの甘味と酸味が引き立てる。 2016-11-11 肉料理 0 Cailles aux raisins 八百屋の店頭に、色も大きさもさまざまなブドウがあふれるようになると秋。そのまま食べてもおいしいし、フルーツサラダに入れるのもおすすめだし、ウズラの肉と合わせれば秋らしいごちそうになる。 ブドウは、たとえば浅い緑色をした「イタリア」のような大 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:11月1日号 2016-11-09 シルバーラウンジ 0連載コラム M子さんは来年4月で90歳。在パリ60年。夫は1895年、札幌で14人兄弟の1人として生まれ、クラーク先生の有名な言葉「少年よ、大志をいだけ」を実行するため満州に行った友人が多かったが、彼は釧路で教員になる。1924年彼は船でマルセイユに。1921年以来在仏の青山義雄画伯とも交 [...]
真ダラ、ちり鍋風 2016-10-26 魚料理 0#RestezChezVous 真ダラ cabillaud は秋から冬にかけてがうまく、やはり鍋がいい。少人数だったり卓上コンロを持ち出するのが面倒なら、土鍋やソトゥーズのような平鍋でまとめて作り、各人の皿に盛り付けるといい。 真ダラのおろし身が売られているが、皮がとってあり、火を通すと煮くずれてしまう。そこ [...]
レバノン風鶏レバーの炒めものは、レモンの香りが決め手。 2016-10-24 肉料理 0 Foies de volailles libanais レバノン料理の店に行くと、メッゼと呼ばれる10種類前後の小皿のとり合わせをとるのが定番だが、温かい皿の中では、鶏のレバーを炒めてからレモンの風味をつけたものがうまい。本格的な味にしたいのなら、Sabahなど近東の食材店に出か [...]
「見て、味わって、作って 愉しいのが料理」 2016-10-20 日本人シェフ 0 後藤邦之さん(40歳) 共働きの家庭に育った子供時代から料理と親しんできた後藤さんが、一番嬉しかったのは初めて「シェフ!」と呼ばれた時だったという。大分県で唯一調理科のあった高校へ進学した時には、自分が将来フランスでガストロノミーレストランのシェフになるとは予想だにせず、カヌー [...]
洋ナシのうまさそのまま、クラフティにして焼いてみよう。 2016-10-10 デザート 0 Clafoutis aux poires 9月になると、洋ナシのウイリアムスpoire Williamsが八百屋の店頭を飾るようになる。皮は黄緑色で、ときどき朱がさしていたりして、ほれぼれするような美形だ。その身は、ざらざら感がなくとろけるようで香り高く、わが家では一番人気の洋ナ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:10月1日号 2016-10-09 シルバーラウンジ 0連載コラム ジョルジェットさんは91歳。1915-20年、外交官だった父親はパリで仏女性(彼女の母)と出会い、結婚。そのあとイランやポーランド(兄が生まれる)など数カ国に駐在し帰任後、東京で弁護士として働く。ジョルジェットさんは1925年に東京で生まれる。彼女が10歳の時、父が乗馬中に落馬し [...]
Epicerie Ô Divin|レストランのクオリティをウチで手早く再現できる。 2016-10-03 専門店 0 地下鉄Jourdan 駅界隈は、カフェのテラスが住民たちの憩いの場になっていたりと、街なかにも生活感があるのがいい。この地区に住む友人に教わって以来、すっかりファンになった食料品店。友人は、手間をかけずに調理できて、それでいて子どもたちには安全で栄養のあるものを食べさせたいと、た [...]
ムール貝フライ 2016-09-27 魚料理 0#RestezChezVous フランス滞在中の日本人は 「カキフライが食べたい!」と嘆くが、生食用に養殖されているフランスのカキは高いし、身が薄くて不向き。そこでキロ5ユーロ前後という安さのムール貝を揚げてみた。 ムール貝はなるべく大きいものがほしい。4人分なら1キロ買ってくる。まず上のレシピに従ってむき身 [...]