マダム・キミのシルバーラウンジ:Y子さん 2019-10-12 シルバーラウンジ 0連載コラム Y子さんは名古屋に生まれ、現在68歳。彼女の祖母は20世紀始め16歳の時、船でハワイとアメリカ本土に行き、カリフォルニアで邦人男性と結婚したが4年後に離婚して帰国したという。父親は町工場を経営。Y子さんは名古屋の大学の仏文科を出て、72年ミュンヘン五輪では通訳。77年シュトゥット [...]
牛肉の煮込み料理にアンチョビーの風味が加わると…。 2019-10-07 肉料理 0 Bœuf marinière バカンス前に、今はなきCoin de verreというワインバーの名物料理、サヴォワ風サラダを紹介したが、もう一つの得意料理が「船乗り風牛肉煮込み」だった。ご主人のユーグさんいわく「内陸の運河を航行するペニッシュの船乗りたちが、瓶詰のアンチョビーを肉 [...]
Mas – Le Rouget Cantal|試したい豚肉加工品が、ずらりと揃うお肉屋さん。 2019-10-05 専門店 0日曜営業 パリに2軒、カンタル県、コレーズ県やオクシタニー地 域圏に14軒あるお肉屋さん。この夏バカンスで訪れたロッ ト県の小さな町にもあって、地域住民の胃袋を支えてる存在ということを確認した。パリでも同じクオリティの精 肉や加工品が手に入るのが素晴らしい。 [...]
チョコレート好きにはたまらない定番のデザートです。 2019-09-23 デザート 0 Mousse au chocolat 7月1日号のコラムでイチゴのムースの作り方を書いたら、友人から「ムース・オ・ショコラの作り方も教えてほしい」と注文された。そういえば、まだ一度も書いたことがなかった気がする。子どもたちが小さいときはよく作ったものだけれど、彼らが独立して住むよ [...]
鶏肉とアーモンドの炒め合わせ 2019-09-21 肉料理 0 本格的な中国料理の店がパリに出現する前の70年代の中華店の定番は、「Poulet aux amandes」だった。再現してみよう。 鶏は胸肉を使う。300グラムほどをそぎ切りにしたらボウルにとり、塩、コショウと酒 (白ワイン)を振って混ぜ合わせ30分ほど置いておく。アーモンド適量 [...]
Restaurant Kigawa|記憶に残る、クラシックなフランス料理にこだわる。 2019-09-19 日本人シェフ 0インタビューパリ14区 紀川倫広さん(45歳)、紀川順子さん(46歳) 14区の住宅街にたたずむ、明るく上品な雰囲気のレストランKIGAWA。シェフ紀川さんのこだわりは、「クラシックなフランス料理」だ。大阪のホテルなどで働いた後、25歳で渡仏。南仏やリヨンなどの有名レストランで修行を重ねた。そんな中、食 [...]
夏、秋が旬のホワイトツナ、クール・ブイヨンで煮てみよう。 2019-09-06 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Thon germon au court bouillon 8月初めくらいから、thon germonとかthon blancと呼ばれるホワイトツナがフランスの大西洋沿岸に近づいてくる。1メートル前後の小さめのマグロで、身は白っぽいバラ色。このマグロが魚屋に丸ごと置かれたりすると [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:とし子さん 2019-09-02 シルバーラウンジ 0連載コラム 東京生れのとし子さんは75歳。日系メーカーの仏支社に兄が勤めていたので、1969年に来仏。高度成長期に、駐在員や芸術家、料理店経営者、免税店で働く日系人が急増する中で、日本人会はパリ在住者の横のつながりを密にしていった。同会内の高齢会員のためにできたのがマロニエの会。故上野初代会 [...]
Frescolet|秀逸なロックフォールと 美味しいサンドイッチに注目。 2019-08-26 専門店チーズを選ぶ 0パリ9区 バカンスなどで田舎を訪れたら、そこの市場で地元の物産を買いたいものだが、パリでそれに近いことが実現できるのがココ。 店名のフレスコレとはオック語で新鮮の意味。ここでは、主にフランス南部で生産された、チーズ、バター、卵などの生鮮食品が手に入る。現地のマルシェで入手するような新鮮さが [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:みゆきさん 2019-08-15 シルバーラウンジ 0連載コラム みゆきさんは1940年、北海道の小樽で生まれた 、4人兄弟姉妹の長女。警官だった父は出征しないで済んだ。終戦後、父の転勤に伴い北海道内各地で少女時代を送った。高卒後、東京の電気・放送専門学校の雑誌部で電器屋の息子と出会う。彼の「郷里に帰らんか」のラブレターに動かされて結婚し2児を [...]