マダム・キミのシルバーラウンジ:10月1日号 2016-10-09 シルバーラウンジ 0連載コラム ジョルジェットさんは91歳。1915-20年、外交官だった父親はパリで仏女性(彼女の母)と出会い、結婚。そのあとイランやポーランド(兄が生まれる)など数カ国に駐在し帰任後、東京で弁護士として働く。ジョルジェットさんは1925年に東京で生まれる。彼女が10歳の時、父が乗馬中に落馬し [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:9月1日号 2016-09-12 シルバーラウンジ 0連載コラム 小畑リアンヌさん(63)は『なにやってんだろう 私-このままフランスで死にたくない』の著者。26歳の時、絵を学びに観光ビザで来仏。少し免税店で働き、2年後に帰国したが、パリで知り合ったフランス人男性が日本まで求婚に来た。彼は当時、電話会社に勤務。トゥールーズに土地を買って家を建 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:8月1日号 2016-08-16 シルバーラウンジ 0連載コラム E子さん(65)は、佐賀県生まれ。4人兄弟の長女。大学は国文学科卒。両親は戦後の自由恋愛、相思相愛の元教員同士。86年、E子さんは34歳で来仏し、美術学校グランド・ショミエールで学び、具象から抽象へと進む。昨年亡くなった父は、美術の道を選んだE子さんの一番の理解者だった。母親は句 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2016-07-13 シルバーラウンジ 0連載コラム N子さん(60代後半)はミッション系学校のあと、大学は仏語科卒。外資系会社に勤務。当時勤務関係で出会ったフランス人のM氏の帰国に合わせ渡仏し結婚する。息子2人。ご主人は数年前に病死、今は南仏の町で週に1回は孫2人の面倒をみながら翻訳の仕事などをしている。 ご夫婦で長い間、海外の教 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:6月1日号 2016-06-07 シルバーラウンジ 0連載コラム S 子さん(69)は、昨年12月、ご主人(81)を亡くし、 想像もしなかった未亡人の生活を送っている。ご主人は長崎に生まれ少年時代の思い出を胸に秘めて暮らしてきた。36歳のとき画家である彼はシベリア鉄道で70年に渡仏。S子さんは兵庫県で銀行員だった。28歳のとき、彼が個展のために [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:5月1日号 2016-05-08 シルバーラウンジ 0連載コラム Y子さん(67)は20歳の頃、特に祖母から見合いを勧められ、彼女の顔を立てるためという約束で1回は受け入れたものの、これではたまらないと日本脱出。長年第一外国語で学んだフランス語を生かし航空会社を皮切りにフランスではいろいろな職業を経験する。フランス人のご主人は50歳で航空会社の [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:4月1日号 2016-04-09 シルバーラウンジ 0連載コラム ミシェル・アリモト氏(81)は、終戦まで父親が上海の日本大使館勤務だったので現地の幼稚園に通った。戦後、伯母さんが日本の米軍基地で働いていたので米国を身近に感じ、1950年、18歳のとき渡米した。カリフォルニアとウィスコンシン、アイオワ州の町長たちに、老人夫婦の世話をしたいと書い [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:3月1日号 2016-03-10 シルバーラウンジ 0連載コラム たか子さん(82)は、東北大学時代から劇団に参加。仏文科の卒論テーマは「モリエール」だった。劇団にシェイクスピアの専門家・教授の小津次郎氏(小津安二郎監督の又従弟)が講演にきた時に二人とも一目惚れ。彼は24歳のたか子さんと再婚。次郎氏は、安二郎監督とは仕事の畑が違いすぎ、彼のこと [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:2月1日号 2016-02-10 シルバーラウンジ 0連載コラム 東京生まれのK氏は日本指圧学校を出て、79年に来仏 。学生時代にバルセロナ大学で貿易学を学ぶため留学中、フランス人女性と知り合い、3年後に結婚し2人の子供を持ち、現在息子は東京、娘はロンドンで働く。 パリで指圧をするようになった動機は? 西欧に指圧を普及させるためにフランス語とス [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:12月1日号 2015-12-10 シルバーラウンジ 0連載コラム パリで木村宇佐太郎さん(82)を知らない日本人在住者はいないだろう。昭和9年横浜生まれの木村さんは、青少年期から父親のおせんべい製造業を手伝う。彼が琴や三味線、桜人形、折り紙の技能に秀でているのは、手仕事が好きで叔母さんに仕込まれ、歌舞伎などにも連れていってもらったからだという。 [...]