心踊る映画史の始まりへの旅:映画の始祖リュミエール兄弟の博物館。 2025-03-16 展覧会舞台・映画 0 Musée Lumière – リュミエール映画博物館(リヨン) フランス第二の文化都市リヨンは世界に誇る映画の発祥地。毎年秋には映画遺産の旧作に光を当てた「リュミエール映画祭」が催される。その映画祭を舵取りするアンスティチュ・リュミエールは、普段は博物館とシネマテ [...]
【展覧会】塩田千春「魂がふるえる」 Chiharu Shiota The Soul Trembles 2025-03-14 展覧会 1 グラン・パレで終了間近の塩田千春展。会場に入ると人でいっぱいだ。過去の作品のビデオや写真も、皆、熱心に見ている。過去の集大成に近い展覧会だ。これほどまでに観客を集めたのは、作品だけでなく、作家の心の動きがストーリー性を持って見る側に訴えてくるようなセノグラフィー(会場の総合デザ [...]
監督の世界観を支える職人技にも光、パリ・シネマテーク「ウェス・アンダーソン」展。 2025-03-11 展覧会 0 【Expo】Wes Anderson展 「最もフランス的なアメリカ人監督」と称されるウェス・アンダーソン初の展覧会がパリで開催中だ。今回はシネマテーク・フランセーズとロンドンのデザイン・ミュージアムとの共同企画。5月28日に公開の新作『The Phoenician Schem [...]
【expo】「個」が強い光を放つ、イランのアール・ブリュット展。 2025-03-06 展覧会 0 Art Brut d’Iran アール・ブリュットのグループ展はいくつも見てきたが、これほど各作家の作風と個性の違いが印象に残った展覧会はなかった。テヘランに300軒あるギャラリーの中で、唯一アール・ブリュット専門の「アウトサイダー・イン」のオーナー、モルテザー・ザーヘディさん [...]
ポンピドゥ・センター内近現代美術館の常設コレクション見納めの4日間。 2025-03-01 展覧会 0 Musée en Fête ポンピドゥ・センター内の近現代美術館(4-5F)常設展が3/7-10の4日間入場無料(11h-21h)。DJ、パフォーマンス、提灯やアクセサリー作り、共同絵画制作などのアトリエも (要予約のものも)。同センターが9/22から5年間の改修工事に向けて [...]
【展覧会】ファイバーアートのパイオニア、オルガ・デ・アマラル展 。 2025-02-19 展覧会 0パリ14区 Olga de Amaral 現代のテキスタイルアート作家では、在仏米国人のシェイラ・ヒックスが有名だが、ヒックスと並ぶ大物が、カルティエ現代美術財団で個展を開催中のオルガ・デ・アマラル(1932-)だ。コロンビア人で活動拠点はコロンビア。そのためか、フランスでは一般にはほと [...]
【expo】ジュディット・レーグル、飛翔 デッサンと絵画(1954-2012) 2025-02-14 展覧会 3 Judit Reigl, l’Envol Dessins et Peintures(1954-2012) 2019年のアンナ=エヴァ・ベルイマン展に続き、力量があるのに不当に知名度が低い女性アーティストを紹介する第2弾としてカーン美術館が主催したのが、ハン [...]
【expo】ラファエロの筆使いを追体験「Expérience Raphaël」展。 2025-02-05 展覧会 0 リール美術館には、リール出身の画家でコレクターだったジャン=バティスト・ウィカール(1762-1834)が市に寄贈した、ルネサンス美術の巨匠ラファエロ(ラファエロ・サンティ 1483-1520)のデッサンが37点ある。光に弱いことから、滅多に展示されてこなかったが、本展で始めて [...]
原子の時代 歴史の試練に挑んだアーティストたち。 2025-01-20 展覧会 0 L’Age atomique, les artistes à l’épreuve de l’histoire ウクライナ戦争でロシアが核を使うと威嚇し、中東ではイスラエルがイランの核施設を攻撃して緊張が高まっている今、見ておきたい展覧会だが、もどかしさも感じた。会場はほぼ時系列 [...]
冬のコートダジュール 美術館めぐり。〈その3〉サン・ポール・ド・ヴァンス、ムアン・サルトゥへ。 2025-01-17 展覧会パリから行ける街 0特集記事 ★あわせてお読みください。冬のコートダジュール美術館めぐり。〈その1〉ビオット、ヴァンス〈その2〉ムージャン、ヴァロリス フランス私立美術館のさきがけ 近代美術史と共に歩むマーグ財団。 Saint-Paul de Vence / Fondation Maeghtサン・ポール・ド・ [...]