桜が、咲いた。 2016-04-14 フランスの出来事 0 啓蒙と革命の時代をくぐり抜け、約400年にわたってパリジャンの憩いの場となってきた5区のパリ植物園。ここで毎春、一本の日本の桜が来園者の目を喜ばせている。 フランスでよく見かけるピンクではなく、まっ白い花びらをつける八重桜「白妙(しろたえ)」だ。高さ8メートル、幅12メートル。見 [...]
買春禁止法、国会で成立 2016-04-14 フランスの出来事 0 4/6 買春を軽罪と規定する法案が国民議会で可決され、最終成立した。買春すれば1500ユーロの罰金(再犯3500ユーロ)を科される。買春する客を罰するのは欧州ではスウェーデン、英国などに続いて5番目。2003年にサルコジ政権下で売春婦の客引き行為を軽罪とする法律条項は撤廃され、廃 [...]
仏STX、客船4隻受注 2016-04-14 フランスの出来事 0 4/6 伊=スイスのクルーズ客船運航会社MSCはSTXフランスに総額40億ユーロの4隻の豪華客船を発注したと発表した。客船は客室2750室、全長335m、幅47mの世界最大級の豪華客船で、2026年までに納品される予定。韓国造船STXの子会社であるSTXヨーロッパ傘下のSTXフラ [...]
嵐災害、元市長は執行猶予 2016-04-13 フランスの出来事 0 4/4 ポワチエ控訴院は、2010年のクサンティア暴風災害で行政責任を問われたルネ・マラティエ元フォート・シュル・メール市長に過失致死罪で執行猶予付禁固2年の判決を下した。同市では堤防決壊で家屋が浸水して29人の死者を出した。元市長は水害リスクがある土地に住宅建設許可を出したとし [...]
「パナマ文書」、波紋広がる 2016-04-13 フランスの出来事 0 4/4 パナマのモサック・フォンセカ法律事務所のオフショア企業管理サービスに関する機密文書について世界各紙が報じた。これは70年代以降のタックスヘイブン利用者に関する200ヵ国、21万企業に関する膨大な情報で、国際調査報道記者連合が分析した。世界の首脳の名前が挙がるなか、隠し財産 [...]
大統領、憲法改正を断念 2016-04-13 フランスの出来事 0 3/30 オランド大統領は非常事態と国籍剥奪に関する憲法改正を断念すると発表した。この憲法改正はパリ同時テロ直後に大統領が望んだものだが、テロで有罪となった二重国籍者の国籍剥奪については、国民を分断する政策として与党内から反対が強く、トビラ法相の辞任にまで発展。それを受けて、国籍 [...]
ボロレグループvsバスタマグ訴訟 2016-04-10 抵抗する人 0連載コラム 環境ジャーナリスト、ドミニク・マルタン=フェラーリさん(写真)は、気に入った記事を投稿できるソーシャルネットワーク「Scoop it」に紹介した記事のせいで、ヴァンサン・ボロレ率いる複合企業 「ボロレグループ」から名誉棄損罪で訴えられた。訴えられたのは、記事を書いたウェブマガジ [...]
530分 2016-04-06 数字でみるフランス 0 3月18日は「睡眠の日」だったが、2009年のOECDの調査によると、先進18カ国の中で一番平均睡眠時間が長いのがフランス人でなんと530分 (8時間50分)! ちょっと信じられない数字だが、週末の朝寝坊のせいらしい。日本は17位で470分。 [...]
新レ・アール、オープン。 2016-04-06 フランスの出来事 0 新しいフォロム・デ・アール(レ・アール)が6年間の工事の末、オープンした。建築家パトリック・ベルジェ、パリ市長らが関係者を招いて竣工式を行った後、一般に公開された。夕方、レ・アール内の大きな広場では、多くの来場者が開場記念のダンスパフォーマンスを楽しみ、今までの「通行する場」か [...]
Anselm Kiefer アンゼルム・キーファー 2016-04-03 アート 0 アンゼルム・キーファー(1945-)の大回顧展を見ると、ドイツ敗戦の年に生まれた彼が、故国の戦争の罪と影を背負って生きてきたことが強く感じられる。 会場は、父の軍服を着た自分がナチス式敬礼をしている、20代の作品で始まっている。「ユダヤ人らを大虐殺したドイツ人の罪を集団心理 [...]