オヴニー 40歳の社会見学。 2019-04-01 フランスの文化 0特集記事 ノルマンディーの印刷所へ。 親愛なる読者の方々、広告・アノンスをお出し下さる方々、頼もしい寄稿者、様々な人たちのおかげで、オヴニーは今年、創刊40周年を迎えることができました。 この機会に、普段はスタッフも見られれない舞台裏、とはいえ新聞づくりのひ [...]
PRIEUR-SPORTSのフェンシング用具 2019-03-20 MADE IN FRANCE 0連載コラム 欧州中世の騎士の剣技を起源とするフェンシングとフランスの関係は深い。欧州各国・地方によってルールがまちまちだったのを、1913年パリに設立された国際フェンシング連盟(FIE)が競技のルールを統一し、スポーツとしてのフェンシングが始まった。そのため、フェンシングの競技用語はフラン [...]
ルソーの静かな食卓 〈2〉 2019-03-08 ルソーの静かな食卓 0連載コラム 18世紀に活躍した哲学者ルソーは、自らがもっとも重要な著書としていた『エミール』(1762年)で、「節制と労働、この二つこそ人間にとっての本当の医者だ。労働は食欲を増し、節制はそれが過度になるのをふせぐ」(今野一雄訳)と書いた。飽食にまみれた現代人には耳が痛いこんな一節を書いた [...]
Jean Rozeの高級シルク生地 2019-02-20 MADE IN FRANCE 0連載コラム 絹織物と言えばリヨンが有名だが、ロワール川流域のトゥール郊外に17世紀から続く絹織物の会社があると聞いて訪れてみた。 壁布、カーテン、椅子・ソファなどインテリア用の高級シルク生地を製造するジャン・ローズ社だ。シャンボール城、ヴィランドリー城などのロワール川古城、美術館、高級ホテ [...]
ルソーの静かな食卓 〈1〉 2019-02-11 ルソーの静かな食卓 0連載コラム ジャン=ジャック・ルソー(1712〜1778年)は、18世紀のフランスを舞台に活躍した異端の思想家だ。ヨーロッパ中でベストセラーになった恋愛小説『新エロイーズ』(1761年)、自由な社会について論じた『社会契約論』(1762年)、独自の教育論が注目を集めた 『エミール』(176 [...]
Clairvoyのブーツ 2019-01-24 MADE IN FRANCE 0連載コラム パリのピガール界隈のこまごまとした商店が並ぶ通りに、主にスペクタクル用のブーツを手作りする小さな店とアトリエがある。1945年にこの地で創業したクレールヴォワだ。ムーラン・ルージュなどのキャバレー、演劇、ダンス、サーカス、映画用のブーツや靴をオーダーメイドで手作りしている。 [...]
パリの新型キオスクを見せてもらう。 2019-01-15 パリの出来事 0 Kiosque innovant マタリ・クラッセがデザインしたパリの新しいキオスク パリ10区、地下鉄ジャック・ボンセルジャン駅前広場のキオスクが根こそぎ消えたと思ったら、しばらくして新しいキオスクが出現した。入札でパリ市が選んだMédiaKiosk社の新型キオスクは、人気デ [...]
Manufacture Vuilleminの置時計 2018-12-30 MADE IN FRANCE 0連載コラム 置時計や掛時計が一般家庭からほぼ姿を消した今でも、多くのフランス人には子どもの頃におばあちゃんの家にあった大きな時計の思い出がある。フランスではスイスに近いブザンソンとその周辺地域が時計の生産地として有名だが、スイス資本に買収されたり、スイスに移転したりして、残った企業も、ムー [...]
Clairefontaineのノート 2018-11-18 MADE IN FRANCE 0連載コラム 長髪女性の横顔のマークが目印のクレールフォンテーヌのノートは、フランスでは昔から馴染み深い。学校の配るリストを片手に「grands carreaux(大きな方眼)」、「petits carreaux (小さな方眼)」といった子どものノートをそろえるのは、毎年9月の新学期の年中行 [...]
イヴ・サンローラン、東洋の夢。 2018-10-02 フランスの文化 0特集記事 夏から軒並みジャポニスムのパリ…と思いきや、ひと味ちがう展覧会が始まる。「サンローランが夢見たアジア」 ― 1年前に開館したイヴ・サンローラン美術館が催す最初の企画展だ。インド・中国・日本の衣服と文化は、フランス的エレガンスを象徴するこの天才デザイナーのイマジネーションを大いに刺 [...]