(南) が推薦する3月のシャンソン公演 1998-03-01 シャンソン 0 ★★★★ DICK ANNEGARN オランダ出身のディック・アンヌガルンは、ダダやシュールレアリスムを感じさせるような歌で人気がある。このブルー・ボーイによるスケールの大きなステージは、足長で長身という外見も手伝って、彼ならではの特異な歌い方で、観客を骨の髄まで思う存分トリッ [...]
想像のエクトメートル:ARMAN 1998-02-15 アート 0 工業製品の蓄積と破壊が美となるとき ヴァン・ゴッホに憧れた若きニース人がゴッホのように名前だけを署名してから、アルマン・ピエール・フェルナンデスはアルマンとなった。 フランスの60年代初頭の大きな美術運動「ヌーヴォーレアリズム」のリーダー、アルマンの初の回顧展である。仲間のテ [...]
18年間の成長記録 1998-02-15 アート 0 子どもが日に日に大きくなる姿には、親でなくてもカメラを向けたくなる。ファン・ゴールデンは自分の娘ダイアナが生れてから、18年間彼女の写真を撮り続けてきた。パパが撮った娘の写真が100枚だから、これはふつうの「家族のアルバム」。ところがこの、私的な一枚一枚のダイアナの写真にうきう [...]
ドレフュス事件を勉強する 1998-02-15 本 0 ■ J’ACCUSE ! (librio) ドレフュス大尉の無罪を訴えた、ゾラの「私は弾劾する!」が発表されてから一世紀。その全文を10フラン文庫で読むことができる。事件の概要や注釈もしっかり書かれているし、ゾラのインタビューや当時の新聞記事も載っていて、ドレフュス事 [...]
Alain Bashung / Fantaisie Militaire (Barclay) 1998-02-15 シャンソン 0 高度のクオリティを誇るバシュングの新作アルバムは、前作 「PLAY BLESSURE」や 「OSEZ JOSEPHINE」に続いて、サウンド・ポリシーの顕著な変化に驚くし、アレンジの緊密さも類を見ないほど凝ってきた。 粘土をこねて、様々な愛を表現するバラード「MALAXE」や、 [...]
座って読める本屋さん 1998-02-01 本 0 ■Extrapole 誰にでも自分のお気に入りの本屋というのがあると思う。私の場合、種類にも質にもこだわっていて、立ち読みしても嫌な顔されないのが最低条件。横浜の某 書店では、ふかふかのソファーに座って好きなだけ本が読めるようになっていて、なかなか素敵な気配りだと思った。座って [...]
めす豚物語 1998-02-01 本 0 ごく普通の若い女性が、あるとき、自分の体がいつのまにかとてつもなく魅力的になっているのに気がつきます。引き締まった肌はどこをとってもすべらかでピンク色、胸もお尻もぐんと大きくなっているし、なによりも、いまどきめずらしいくらい「健康的」。しかし、しだいにその肉付きが限度を超え、肌 [...]
(南) が推薦する2月のシャンソン公演 1998-02-01 シャンソン 0 ★★★★ ERIC LAREINE 3枚目の新CD “J’EXAGERE” が好評の エリック・ラレーンは、イジュランとギドニに似たタイプの歌手で、汗にまみれた歌と踊りの激しいステージが売り物になっている。彼の真価を知るには生のステージを見なけ [...]
想像のエクトメートル:BRUCE NAUMAN 「私」「身体」 「行為」の現象学 1998-01-15 アート 0 ポンピドー・センターは工事に入ったが、全部閉鎖ではなく、南コーナーのギャラリーだけが開いている。今年度最初の展覧会はブルース・ノーマンの過去30年を回顧する。 ノーマンは1941年米国インディアナ州生まれで、カリフォルニア大学にいるときに絵画を棄てて、彫刻やパフォーマンス、映像に [...]
IMAGES POUR UN PALAIS IMAGINAIRE 1998-01-15 アート 0 43才で理想宮を建てる決意をした郵便配達人シュヴァル(1836-1924)を描いた芝居の公演に絡めて、写真やフィルム(Claude&Clovis PREVOST作) などで、彼の夢の城を追う展覧会が同時に開催されている。 拾った石ころとセメントで、仕事のかたわらたった一人で城を [...]