ピカソ、92年のエネルギー。Picasso Erotique 2001-03-01 アート 0 ピカソの作品はこれまでに何度となく目にしてきたが、 »Picasso Erotique » は、断片ずつでしかなかったそれぞれが大きな円を描き、全体像としてきれいに閉じる、そんなエキスポジションだ。 ここには直接「性」に関わる作品ばかりが集められている。1894年に13歳のピ [...]
(南)が推薦する3月のシャンソン。 2001-03-01 シャンソン 0 ★★★★ Marie-Paule Belle 数少なくなった左岸歌手マリ=ポール・ベルが、3年前に他界した先輩歌手バルバラの珠玉の作品を歌う。二人ともセーヌ左岸のキャバレー « レクリューズ » でデビューしただけあって、ピアノの弾き語りなど共通するものが多く、前 [...]
21世紀フランス恋愛小説? 2001-02-15 本 0 ●Aurore 一見たわいのない恋愛小説に見えるこの作品、「愛とは…」というアフォリズムのステレオタイプが周期的にあらわれるこの作品。その真の独自性はこのような表面的、典型的な恋愛小説調子にあるのではなく、その背後にある独特の微妙さにある。それはあまりに繊細であり [...]
ノマドな芸術家たち。Paris pour escale 2001-02-01 アート 0 先年、国際美術展「流動するグローバルシティ」や「パリジャン」を企画した中国人批評家フー・ハンルーとエヴリーヌ・ジューアノのキュレートで実現した現代美術展で、選抜されたのはパリに一時滞在として立ち寄っている (?) フランス人以外の作家ばかりである。 戦前からパリはあらゆる異邦 [...]
(南)が推薦する2月のシャンソン。 2001-02-01 シャンソン 0 ★★★★ Angelique Ionatos ギリシャの現代詩を主に自ら作曲して歌うアンジェリク・イオナトスは、カラスの神秘性とメルクーリやパパスの野性味を備え、ギリシャ悲劇を演じる女優のよう。激しい情熱を秘めた天性の美声は黒曜石の鋭利な輝きを放ち、ステージでの気高さがファンの [...]
ロベールの大作家辞典 2001-01-15 本 0 ●Le Robert des grands ecrivains de langue francaise この辞典は、様々な辞書を出し、その綿密さと厳格さで定評のあるロベール社が、辞書の形をとって、フランス文学—フランス語で書かれた文学—の多様性、豊かさを [...]
アフリカからみる二十世紀、アフリカからみるフランス語。 2000-12-15 本 0 ●Ahmadou Kourouma »Allah n’est pas obligé » 二十世紀を締めくくる作品を選ぼうととしていたゴンクール賞の選考に最後まで残り、Renaudot賞と「高校生のゴンクール賞」をとったこの小説、その特徴は二点に絞られる [...]
スペクタクルを超えて。 Au-delà du Spectacle 2000-12-01 アート 0 »La Societe du Spectacle »(1967) の中で著者G・Debordは「この世は巨大な舞台のようだ」という。このエキスポジション「スペクタクルを超えて/Au-dela du Spectacle」は、今年2月に « Let’s enterta [...]
(南)が推薦する12月のシャンソン。 2000-12-01 シャンソン 0 ★★★★ Jean Guidoni ジャン・ギドニのために、アストル・ピアソラが作曲、ピエール・フィリップが作詞し、82年にブッフ・デュ・ノール劇場で大成功を収めた「孤独な男のための室内オペラ « Crime Passionnel »」が18年ぶりにラ・ヴィレットのキャバレー・ [...]
ゴンクール賞 2000 2000-11-15 本 0 ●Jean-Jacques Schuhl « Ingrid Caven » 今年のゴンクール賞は、Ingrid Cavenというドイツ人歌手・女優を中心人物とした25年ぶりのJ.J.シュールの新作だ。 一言でいって、この小説は難しい。鍛錬されたフランス語、繊細かつ奇抜なエクリ [...]