アフリカからみる二十世紀、アフリカからみるフランス語。 2000-12-15 本 0 ●Ahmadou Kourouma”Allah n’est pas obligé” 二十世紀を締めくくる作品を選ぼうととしていたゴンクール賞の選考に最後まで残り、Renaudot賞と「高校生のゴンクール賞」をとったこの小説、その [...]
スペクタクルを超えて。 Au-delà du Spectacle 2000-12-01 アート 0 ”La Societe du Spectacle”(1967) の中で著者G・Debordは「この世は巨大な舞台のようだ」という。このエキスポジション「スペクタクルを超えて/Au-dela du Spectacle」は、今年2月に “Let& [...]
(南)が推薦する12月のシャンソン。 2000-12-01 シャンソン 0 ★★★★ Jean Guidoni ジャン・ギドニのために、アストル・ピアソラが作曲、ピエール・フィリップが作詞し、82年にブッフ・デュ・ノール劇場で大成功を収めた「孤独な男のための室内オペラ “Crime Passionnel”」が18年ぶりにラ・ヴィ [...]
ゴンクール賞 2000 2000-11-15 本 0 ●Jean-Jacques Schuhl “Ingrid Caven” 今年のゴンクール賞は、Ingrid Cavenというドイツ人歌手・女優を中心人物とした25年ぶりのJ.J.シュールの新作だ。 一言でいって、この小説は難しい。鍛錬されたフランス語、 [...]
北アメリカのインディアン。Edward S Curtis 2000-11-01 アート 0 「息の上で寝る男」。ゴム製マットレスを膨らますカーティスを見て、ホピ族のインディアンが付けた名前だ。彼は1900年から30年かけて”The North American Indian”という百科事典を編纂した写真家である。この事典は北はアラスカ、南はメキ [...]
(南)が推薦する11月のシャンソン。 2000-11-01 シャンソン 0 ★★★Bonzon パリ市主催のシャンソン・コンクールでグランプリを受賞、人気ライブハウス “アイユール” からスターに育ったクリストフ・ボンゾンは、特異なマスクと長身の体を生かしたステージ、内容の濃い歌で、若手の中では最も実力のある歌手の一人として注目 [...]
女が語る男、男との関わりから浮き上がる女… 2000-10-15 本 0 ●Camille Laurens “Dans ces bras-là” カミーユ・ロランスの第7作目にあたるこの小説は今秋の話題作の一つで、すでに数々の文学賞の候補にされている。 物語は、語り手である女性が道で見かけた一人の男に惹かれ、そ [...]
(南)が推薦する10月のシャンソン。 2000-10-01 シャンソン 0 ★★★Mano Solo au Cirque d’Hiver 前回のオランピア公演が中止になって健康が心配されていたマノ・ソロが、最近、”Je taille ma route” を含む6枚目のアルバム “Dehors” [...]
カトリック教会の中のユダヤ神秘思想カバラ。Anselm Kiefer 2000-10-01 アート 0 今年の “Festival d’Automne a Paris” のポスターを担当したのはドイツ人アーティスト、アンセルム・キーファー。彼の作品展がサン・ルイ・ド・ラ・サルペトリエール教会で開催中だ。円天井の部屋には、このエキスポのために制作 [...]
現実と虚構の交錯 2000-09-15 本 0 ●Weitzmann “Mariage mixte” この小説の基盤には実際に起きた不可思議な事件がある。9歳の子供が行方不明になり、妻と別居していた父親が殺人容疑で逮捕される。一時釈放された彼は逆に妻に容疑をかけ、私立探偵を雇って幾つかの証拠らしきもの [...]