アニック・シザリュク 2009-10-30 シャンソン 0 ★★★★Annick Cisaruk アニック・シザリュクは、細身で、オンディ−ヌのような美しい髪、ちょっと東洋的な顔立ちの美人歌手。パリのシャンソン愛好家たちに人気のプチ・ギャバレー〈エサイオン〉の看板歌手としてバルバラの歌を2年間歌い続けてきた。ボリス・ヴィアンや [...]
どんな被写体でも 等価に扱われている。 Michael Kenna展 2009-10-30 アート 0 日本でも人気の英国生まれの写真家、マイケル・ケンナ(1953-)の展覧会が、2カ所で開催中。国立図書館は、1974年から2009年までの210点で、ほぼ回顧展に近い。写真専門ギャラリー、Camera Obscuraは、ニューヨークを中心とした作品群を選んだ。 写真はすべて白黒で [...]
バンド・デシネ:フロランス・セスタックの新作 2009-10-30 本 0 ●Florence Cestac “Je voudrais me suicider mais j’ai pas le temps” ロバート・クラムの新作『創世記』を買いにいったら売り切れ。がっかりしていたら目に飛び込んできたのがフロランス・セ [...]
マルセル・アモン 2009-10-01 シャンソン 0 ★★★★Marcel Amont マルセル・アモンは、1963年の初来日の際に彼の大ヒット曲『ブルー・ブラン・ブロン』ほか、谷川俊太郎作詞/寺島尚彦作曲の『日本語のおけいこ』を流暢な日本語で、また『スキヤキ(上を向いて歩こう)』を仏語で歌い日本でもファンが多い。その彼の80歳を祝 [...]
特に素晴らしいテーマは 〈反射と輝き〉。 Titien, Tintoret, Véronese…Rivalités à Venise 2009-10-01 アート 0 16世紀のヴェネツィアで活動した画家、ティツィアーノ(1488/90-1576)、ティントレット(1518-1594)、ヴェロネーゼ(1528-1588)を中心に、彼らの作風の違いと、画家同士のライバル意識が作品に与えた影響を考察するのが、この展覧会のテーマである。 ここで扱わ [...]
美術館にタダで行く方法 2009-09-01 アート 0特集記事 美術展の前日か初日には、必ずヴェルニサージュ(オープニング)がある。誰でも行けるギャラリーのものとちがって、美術館のヴェルニサージュには招待客しか入れない。10ユーロ近くする入場料を浮かす方法が、このヴェルニサージュの活用だ。各美術館が郵送する招待状は、その日の決められた時間帯 [...]
Simone Tassimot シモーヌ・タシモ 2009-07-31 シャンソン 0 ★★★★Simone Tassimot シモーヌ・タシモは、音楽関係の仕事を終え、50歳を過ぎてから本格的に歌手としてデビュー。大のシャンソン愛好家で、彼女の歌のすべてが優れた選曲ばかりで舌を巻く。それもそのはず、彼女の公演にはアラン・ルプレストなどの優れた歌手仲間もたくさん聴き [...]
思考停止のまま見せられる 意味不明の情景。 Max Ernst “Une semaine de bonte” 2009-07-31 アート 0 シュルレアリスムの大家、マックス・エルンスト(1891-1976)は、1933年夏、3週間の北イタリア滞在中に『Une semaine de bonté 慈善週間』と題する184点のコラージュを制作した。平均すると、1週間で60点制作したことになる。驚異的な速さだ [...]
★★★Vincent Delerm 2009-07-01 シャンソン 0 2002年に発売された、モノクロの映画のワンシーンを観るような雰囲気のデビューアルバムで、フランス音楽大賞の最優秀アルバム賞に輝いたヴァンサン・ドレルム。3枚目のアルバム『蜘蛛の刺し傷』以降、日本でも少しずつファンが増えてきたようだ。昨年末には4枚目のスタジオ録音盤「15のシャ [...]
女性作家の叫びとささやき。 “Cris & Chuchotements” 2009-07-01 アート 0 展覧会の題名から、イングマール・ベルイマンの同名の映画 『叫びとささやき』(1973)を思い出さずにはいられない。映画が女たちのドラマだったように、ここでも主役は女性だ。ベルギー、ラ・ルヴィエール市の「フランス語圏版画センター」が、所蔵作品の中から23人の女性作家のものを選んで [...]