Toulouse-Lautrec トゥールーズ・ロートレック展 2019-11-29 アート 0 16歳の自画像から没した年の油彩まで200点を通して、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック (1864-1901)の生涯をたどる展覧会だ。 (羽)がずっと見ていたいと思ったのは、20歳の頃に描いたカルメンの肖像。装飾のない黒のブラウスやドレスを着た赤毛のモデルは、強い視線 [...]
よむたび。〈24〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-11-24 本 0 『 忘れられた人びとのラプソディ(仮題) 』 Rhapsodie des oubliés ソフィア・アウイーヌ著 Éditions de La Martinière刊 2019年度〈フロール文学賞〉を受賞! パリ18区、レオン通りから見える世界。 物語はこう始まる。 [...]
CD : Hector Berlioz “Harold en Italie” 2019-11-22 音楽 0 ストラディバリウスのヴィオラを手に入れたパガニーニはベルリオーズに協奏曲を依頼したが、協奏曲ぎらいのベルリオーズは、ヴィオラのソロを組み入れた『イタリアのハロルド』という交響曲を作曲。今年、タベア・ツィンマーマンがヴィオラを弾くCDが出た。フランソワ=グザヴィエ・ロトの指揮は、ベ [...]
よむたび。〈23〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-10-30 本 0 『 流刑の太陽(仮題) 』 UN SOLEIL EN EXIL ジャン=フランソワ・サムロン著 Gallimard刊 子供たちの強制移住。 1962年から1984年の間、仏領海外県レユニオンからフランス本土へと、二千人を超える子供たちが集団的に移住させられた記録がある。その移住先 [...]
Pixvae “Pixvae”|CD 2019-10-27 音楽 0 数年前リヨンで結成されたピクスヴァエ。彼らのファーストアルバムはピチピチ新鮮。「El Curruco」や「Lancherito」を聴かない日はない。コロンビア出身のミュージシャンとロックやジャズ系ミュージシャンが共演しているが、安易なフュージョンにならず各々が持ち味を出し切ってい [...]
「オリエントの星」ウム・クルスームに捧げるミュージカル。 2019-10-24 舞台・映画音楽 0パリ10区 Oum Kalthum/ Farid Al-Atrash|spectacle musical イスラエルのヤッファにあるアラブ=ヘブライ劇場を拠点に活動を続ける劇団による、今は亡きエジプトの大歌手ふたりを主人公にしたミュージカルに出かけてみよう。 27日( 21hの公演はキャンセ [...]
CD : Riccardo Chailly “The Fellini Album” 2019-09-23 音楽 0 ニーノ・ロータがフェリーニのために作曲した音楽は、わき立つような喜びから夢と郷愁が浮かび上がる傑作!スカラ座音楽監督になったリッカルド・シャイーがスカラ座フィルを率いて、水を得た魚のように生き生きとした演奏を収めたのがこのCD。『甘い生活』、『8 ½』、『アマルコルド』などの音楽 [...]
よむたび。〈22〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-09-22 本 0 『 グレイス、勇敢な人(仮題) 』 Grace l’intrépide サカリーヌ・ミエルモン著 Gallimard刊 パリの売春婦。 いつでも身近にいるのに、その生活の実態はあまり知られていない、都市の影のような存在。パリの街を歩けば誰しも一度はすれ違う売春婦たちと [...]
あの指揮者大国から、スザンナ・マルッキ。 2019-09-15 音楽コンサート 0パリ19区 Susanna Mälkki 9月25日、26日 20h30- なぞなぞ。次から次へと一流の指揮者を輩出している国は?答えはフィンランド。いずれもヘルシンキのシベリウス音楽院の卒業生だ。現在最高といわれるエサ=ペッカ・サロネン、シベリウスだけでなくベートーヴェンの全曲盤で高く評価 [...]
サリー・マン写真展〈千とひとつの通り道〉 2019-09-05 アート 0パリ8区 自分とは何か、を突き詰めようとすると、生まれ育った土地の特性や自分が生まれる前の歴史を知ることが必要になる。人と風土は切り離せないからだ。アメリカの写真家サリー・マン(1951-)が追及したのはまさにそれだった。 ヴァージニア州レキシントンで生まれ、今もこの地 で家族と暮ら [...]