Rébétiko 日本語版出版プロジェクト! 2020-02-12 アート本 0 ダヴィッド・プリュドムのバンドデシネ『レベティコ- 雑草』。題名のレベティコはアナトリア半島から移住を強いられた人々がギリシャに伝えた、オリエントやトルコ、ギリシャなどの音楽が融合し、望郷の念や人生の辛酸が吟じられるギリシャのブルースのようなもの。 今でこそギリシャの国民的音楽だ [...]
よむたび。〈26〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2020-01-27 本 0連載コラム 『 来ては過ぎゆく日々(仮題) 』 Les jours viennent et passent へムリ・ブーム著 Gallimard刊 2019年 カメルーン、過去と現在。 筆者はへムリ・ブームを前作『マキザール』で知った。フランスとの間で激しい闘いとなった植民地カメルーンの独立 [...]
CD | Quatuor Hanson “All Shall Not Die” 2020-01-21 音楽 0 パリ高等音楽院出身のミュージシャンによって結成されたハンソン弦楽四重奏団。彼らの最初のアルバムは「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれるハイドン集。CD2枚組で6曲だが、あまり知られていない曲が収めれられているのが嬉しい。最初に耳を傾けたいのは短調ならではの緊張感も顔を出す作品20の5番。 [...]
パリ市立美術館 10万点以上の画像をフリーアクセスに 2020-01-11 アート 0 フランス・パリ市内の14*のミュージアムを運営する「パリ・ミュゼ Paris Musées」が所蔵する作品10万点以上のデジタル画像が、2020年1月8日から誰でも無料で使用できるようになった。商業目的であってもなくても、企業でも個人でも高解像度の画像をダウンロードできる。 画像 [...]
よむたび。〈25〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-12-24 本 0 『 時が経つのも忘れて(仮題) 』 Nous n’avons pas vu passer les jours シモーヌ・シュヴァルツ=バルト著 Éditions Grasset刊 ある作家の誕生と消失。 1959年、権威ある文学賞ゴンクール賞が、ある無名 [...]
CD|Michael Kiwanuka“Love & Hate” 2019-12-22 音楽 0 英国はシール、ジョス・ストーン、夭折の天才エイミー・ワインハウスなど一流のソウル歌手を輩出している。最近の注目株は、マイケル・キワヌーカ。3枚目のアルバム『Kiwanuka』がリリースされたが、初めての人には3年前の『Love & Hate』がおすすめ!ビル・ウィザースや [...]
Toulouse-Lautrec トゥールーズ・ロートレック展 2019-11-29 アート 0 16歳の自画像から没した年の油彩まで200点を通して、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック (1864-1901)の生涯をたどる展覧会だ。 (羽)がずっと見ていたいと思ったのは、20歳の頃に描いたカルメンの肖像。装飾のない黒のブラウスやドレスを着た赤毛のモデルは、強い視線 [...]
よむたび。〈24〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-11-24 本 0 『 忘れられた人びとのラプソディ(仮題) 』 Rhapsodie des oubliés ソフィア・アウイーヌ著 Éditions de La Martinière刊 2019年度〈フロール文学賞〉を受賞! パリ18区、レオン通りから見える世界。 物語はこう始まる。 [...]
CD : Hector Berlioz “Harold en Italie” 2019-11-22 音楽 0 ストラディバリウスのヴィオラを手に入れたパガニーニはベルリオーズに協奏曲を依頼したが、協奏曲ぎらいのベルリオーズは、ヴィオラのソロを組み入れた『イタリアのハロルド』という交響曲を作曲。今年、タベア・ツィンマーマンがヴィオラを弾くCDが出た。フランソワ=グザヴィエ・ロトの指揮は、ベ [...]
よむたび。〈23〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-10-30 本 0 『 流刑の太陽(仮題) 』 UN SOLEIL EN EXIL ジャン=フランソワ・サムロン著 Gallimard刊 子供たちの強制移住。 1962年から1984年の間、仏領海外県レユニオンからフランス本土へと、二千人を超える子供たちが集団的に移住させられた記録がある。その移住先 [...]