テツラフ弦楽四重奏団が演奏するハイドン、ベートーベンを聴きに。 2022-03-03 音楽コンサート 0パリ8区 Tetzlaff quartett : Haydn, Beethoven 「交響曲の父」と呼ばれるハイドンだが、弦楽四重奏曲も60曲以上作曲していて、弦楽四重奏曲が室内楽の主流となる土台を作った。「太陽四重奏曲」という名を持つ作品20の6曲も優れもので、とりわけ第5番 [...]
【音楽】アラン・シルヴァ80歳記念ライブのCD、“Celebration”と、コンサート情報。 2022-02-10 音楽 0 Silva, Oki, Sato et Comte “Celebration” 1960年代半ばからジャズを革新し、フリージャズの運動をリードした音楽家といえばアルバート・アイラー、セシル・テイラー、サンラ。そんな彼らに欠かせなかった伝説的ベース奏者が一人いる。それがアラン・シ [...]
フランスにも声にソウルのこもった歌手登場。マリナ・ケイ “Twisted” 2022-02-05 音楽 0 Marina Kaye のアルバム“Twisted” マリナ・ケイという23歳の女性歌手、昨年末のチャリティーTV番組で、同じマルセイユ出身の歌手ソプラノと傑作『Mon Everest』を歌っていたけれど、ご存知? 一年ちょっと前には『Twisted』という3枚目の新譜をリリー [...]
Delgrès“4 èd maten (4:00 Am)” 2021-11-04 音楽 0 デルグレスの2枚目のアルバムだ。グループ名は、1802年、グアドループ独立と奴隷制廃止のためにナポレオンが派遣した軍と戦った英雄ルイ・デルグレスに由来。肝心の音楽の方は?クレオール語で歌われるタイトル曲*から聴いてみよう。 「4 èd maten(朝4時だ)/Ou ja déh [...]
[CD] 5世紀の年月を超えて ー ジョスカン・デ=プレの音楽 2021-10-21 音楽 0 Stile Antico “The Golden Renaissance : Josquin des Prez” ちょうど500年前に亡くなった作曲家ジョスカンがつくった音楽は、どんなふうにぼくらに響くのか? ルネサンス盛期を代表する作曲家ジョスカン・デ・プレはフランス北部に生 [...]
A・ポッターが歌う、、ヴィヴァルディ“Nisi Dominus” 2021-09-20 音楽 0パリ8区 Alex Potter “Nisi Dominus” バロック音楽の作曲家ヴィヴァルディは、600曲以上の協奏曲や50曲以上のオペラなど、親しみやすく美しい旋律にかけては他を寄せつけなかった。カトリック教会の司祭でもあっただけに、『グローリア』、『スターバト・マーテル』といっ [...]
CD |Jacob Desvarieux “Yelele” 2021-09-12 音楽 0 80年代はじめ、カリブ海に浮かぶグアドループ島から「ズーク」という名の強力ハリケーンがフランス本土に上陸する。ズークは、クレオール語の民謡やグアドループ特有のグウォ・カという太鼓のリズム、アフロキューバンやロックやソウルなどがフージョンした音楽だ。そのハリケーンの目が1979年 [...]
ジャドラン・ダンカム奏でるバッハのリュート曲集を聴く。 2021-08-06 音楽 0 Jadran Duncumb“J.S.Bach-Works for Lute” 夜がふけて、リュートの音楽を聴くと、疲れがスッとひいて、心におだやかさが戻ってくる。リュートは、ギター同様に撥(はつ)弦楽器で、ルネサンス時代には独奏あるいは独唱曲の伴奏として活躍。バロックになって [...]
この夏、サン=サーンスを聴く。 2021-07-30 展覧会音楽コンサートイベント 0特集記事読者プレゼント 19世紀のスーパースター、サン=サーンス没後100年 2021 – Le centenaire de la disparition de Camille Saint-Saëns (1835 – 1921) サン=サーンスは19世紀のマイケル・ジャクソン」と、サン= [...]
オリヴィエ・メシアン『世の終わりのための四重奏曲』 2021-07-20 音楽 0 Olivier Messiaen “Quatuor pour la fin du Temps” フランス人作曲家オリヴィエ・メシアンは、1940年にドイツ軍の捕虜となり、1941年2月までゲルリッツ収容所に収容された。この収容所では音楽家が優遇されていて、メシアンは捕虜の義 [...]