難民を助けた人たち、無罪に。 2018-08-21 抵抗する人 0連載コラム イタリアとの国境近くで農家を営むセドリック・エルーさんは、自分の農園内に難民を泊めていることで2017年8月に有罪判決を受けた(836号)が、他の難民支援活動家やNGOとともに「判決は憲法に適合していない」として、憲法評議会に提訴していた。7月8日に出た憲法評議会の判断は「滞在 [...]
「ヨーロッパシティ」はいらない! 2018-07-11 抵抗する人 0連載コラム パリ・シャルルドゴール空港とブルジェ空港の中間にある、欧州有数の穀倉地帯が「開発」の波で消え去ろうとしている。スーパーのオーシャンと中国のワンダグループが提携し、ショッピングセンター、ホテル、屋内スキー場などの娯楽施設、文化施設を備えた巨大複合施設を作ろうとしているからだ。その [...]
サンパピエの保証人になる 2017-12-07 抵抗する人 0連載コラム Parrainage républicain 滞在許可証がないため違法滞在を余儀なくされる外国人、通称 「サンパピエ」が滞在許可を得られるよう、市民が手続きに付き添い支援する 「共和国保証人制度」が、パリ郊外のサンドニ市にできた。10月26日、これに賛同する83人の市民が約100 [...]
核のゴミ処理場反対派に 農機具を貸して起訴される 2017-10-06 抵抗する人 0連載コラム フランス北東部のビュール村には、中・高レベル放射性廃棄物の深地層処分を研究する「ムーズ・オートマルヌ研究所」がある。研究所を運営するANDRA(放射性廃棄物管理機構)は、その近くに放射性廃棄物の最終処理場を建設する予定だ。地元で農業を営むジャン=ピエール・シモンさん(57歳)は [...]
難民を助けて有罪判決セドリック・エルーさん 2017-09-08 抵抗する人 0連載コラム セドリック・エルーさん イタリアとの国境から3キロの土地で農業を営むセドリック・エルーさんは、越境してフランスに入国しようとした難民を助けた罪で、8月8日、エクス・アン・プロヴァンスの控訴院から執行猶予付禁固4カ月の有罪判決を言い渡された。また20年以上使われていない国鉄の建 [...]
「税金払え」とスタバ前で抗議運動 2017-08-15 抵抗する人 0連載コラム 国際金融取引への課税を主張するNPO「アタック」が7月3日、パリ・オペラ座通りのスターバックスの前で、コーヒーかすを山のように積み上げる抗議運動を行った。理由は「フランスで9500万ユーロの売上があるのに、税金を払っていないから」。本社がアメリカにあるスターバックスは、オランダ [...]
脱税を告発する「イス引き抜き隊」 2017-03-06 抵抗する人 0連載コラム 人の畑に入って、遺伝子組み換え作物を引き抜くボランティア組織「遺伝子組み換え作物引き抜き勝手連 Faucheurs Volontaires d’OGM」がある。それに似た 「イス抜き取り隊 Faucheurs de chaises」ができた。脱税や資金洗浄に加担して [...]
民主主義をアートで表現、ドロシーズ・ギャラリー。 2016-12-10 抵抗する人 0連載コラム Stand Up(立ち上がれ)と題されたグループ展が開かれている。米大統領選挙でトランプ勝利の直後、オーナーのドロシー・ポリーさんが政治的、社会的活動をしているアーティストたちを招いた。アメリカ人のドロシーさんは、6歳の時にフランクリン・D・ルーズベルトに恋をして、民主党シンパ [...]
ワクチンを問題視して、医師会除名? 2016-11-07 抵抗する人 0連載コラム モンペリエ大学医学部のアンリ・ジョワイユー名誉教授は、がんと消化器外科が専門だ。保健大臣宛てに、アルミニウムを含まないDT(ジフテリア、破傷風)ポリオの3種混合ワクチンの復活を求める署名運動を2015年から展開し、現在までに108万人以上の署名を集めた。ところが、それがもとで、 [...]
ホピ族の神聖なオブジェ、守りたい。 2016-07-08 抵抗する人 0連載コラム 「大統領閣下、私たちはアメリカで先住民族の芸術品を所蔵し、彼らの芸術、文化と権益を守るための文化施設の責任者です」と始まる嘆願書が、昨年、オランド大統領や外相、文化相、法相らに送られた。先住民研究の権威とされる北アリゾナ博物館館長ら6人の連名の書面は、2013年からパリで、アメリ [...]