フランス人の味覚に合うよう試行錯誤。 2001-02-01 読者からの手紙 0インタビュー 現在6区のレストランでパティシエとして働いている川村有賀子さんは、短大卒業後、出身地の和歌山県で洋菓子店に就職しケーキ作りを学んだ。3年後、和菓子の勉強のために転職するが、やはり、やりたいのは洋菓子、と元の土俵に戻る。 菓子作りの世界は女性には甘くない。他の職場と同様、女性は採 [...]
東京から来た恵ちゃん 2001-01-15 読者からの手紙 0 東京から来た恵ちゃんを四週間預かった。駅に出迎えに行った時、これが私たちの初対面だったが、大層華奢で、アフリカ人風の髪型をした少女をホームに見つけて、私は少なからず動揺した。ここ数十年、この年令の日本人と親しく接したことがない。うまく対応できるだろうか。 家に着いてすぐ昼食の時間 [...]
クリスマスツリーの飾りに 2000-12-15 読者からの手紙 0 クリスマスツリーの飾りに、赤い折紙でサンタクロースを作ることにした。奴さんとはかまを折って合わせて、本体はでき上がり。肩に荷う大きな袋はどうするか…。少し無理があると思ったが、風船を折って、サンタの背中にボンドでつけた。 夜、家族に見せると、なかなか可愛いという。でも、背中のこれ [...]
Vacances-Travailというのを 2000-11-15 読者からの手紙 0 Vacances-Travailというのをご存じですか? たぶんWorking Holidayと言った方が、日本の方には分かりやすいのでは。 昨年十二月、日仏二国間協定として施行され、「休暇を利用し、文化や生活習慣に触れる」ことを目的とし、「その滞在費用を補うために仕事ができる」 [...]
バカンスにまつわる気になるお話 2000-11-01 読者からの手紙 0 バカンスにまつわる気になるお話を一つ。ラフは仕事の都合で妻と同時にバカンスがとれませんでした。妻のモモは以前からアフリカへ行きたがっていました。モモの友人カップルがアフリカへ旅行することになり、ラフは妻の希望をかなえてやりたいと、彼らとの同行を強くモモに勧めました。長い間モモはた [...]
さっそく行って来ました 2000-10-01 読者からの手紙 0 さっそく行って来ました。オヴニー(461)に刺激されてフワリフワリと、アンドレ・シトロエン公園の気球に。外国から来た友人たちは大喜び。 なにしろフランスの歴史に敬意を払うグループだから、毛色の変わった歴史的意味のある観光ナイノ~の連中ばかり。スワっとばかり電話で予約しました。 ま [...]
慌ただしい夕餉の準備時に 2000-08-01 読者からの手紙 0 慌ただしい夕餉の準備時に不意の訪問者、フランス・ロワジール社の営業嬢である。本はよく読むか、好きな分野はと畳みかけてくる。会員(無料)になると定価の平均二十五%引きで、既刊の単行本を相当の割引率で供給するのが売り物だ。ただし、三カ月毎に最低一冊、同社が選んだ中から購入しなければな [...]
義母の愛読する女性誌 2000-07-15 読者からの手紙 0 義母の愛読する女性誌「ファム・アクチュエル」の誌上相談欄を覗いて、ecremerという言葉の使われ方に驚いた。上層の膜をすくい分離させるの意で、クリームの分離などに使われるがここは料理欄ではない。女性は企業という鍋から大型のさじですくい上げられようとしているのだ。仕事攻めにあった [...]
パリから南西四百キロ余り 2000-06-01 読者からの手紙 0 パリから南西四百キロ余り、ナントとポワチエの間にある人口六千人弱の小村プゾージュ。夫の長年の念願だったパリ脱出にくっついて来て、ここに住み始めて二年半、田舎暮らしは退屈でないと言えば嘘になるけれど、大都会から離れて暮らす人たちの警戒心のなさ、人なつこさは正直うれしい驚きでした。で [...]
かつて数年滞在したことのあるフランスに 2000-05-01 読者からの手紙 0 かつて数年滞在したことのあるフランスに、十年あまり日本で暮らした後、戻って来ると驚くことが多い。サンドイッチやケバッブなど、いわゆるファーストフードの店が増えたこと、日曜営業するカフェが増えたこと。当時は留学生で気がつかなかっただけかもしれないが、スーパーの食品売場には缶・瓶詰も [...]