第75回 カンヌ映画祭だより② 『カメラを止めるな!』仏リメイクで幕開け。 2022-05-19 舞台・映画イベント 0カンヌ映画祭 2022年カンヌ映画祭の開幕作品は、上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』のリメイク作品『Coupez!(カット!)』が選ばれました。監督はアカデミー賞の作品賞に輝いた『アーティスト』で知られるミシェル・アザナヴィシウス監督。これまでカンヌの開幕作品は、いわゆる「にぎやかし」的 [...]
第75回 カンヌ映画祭だより① 本日、開幕! 2022-05-17 イベント情報舞台・映画 0カンヌ映画祭 2022年5月17日、カンヌ映画祭が無事開幕となりました。昨年はコロナ禍の影響で史上初の7月開催となりましたが、今年は通常の時期に戻りました。初日から気持ちの良い快晴!今年のポスター(写真下)に使われているピーター・ウィアー監督、ジム・キャリー主演の『トゥルーマン・ショー』(1 [...]
ポンピドゥ・センター〈日本への窓・ドキュメンタリー映画祭〉受賞作を2作上映。 2022-05-16 イベント情報パリで遊ぶ舞台・映画 0パリ4区読者プレゼント パリのポンピドゥ・センター内シネマ2で、小森はるか監督の「空に聞く」と、土屋トカチ監督の「アリ地獄天国」が上映される。 この2作品は、一般映画館で上映されることの稀な日本の作品を紹介することを目的として、日本映画研究者のディミトリ・イアンニ氏と社会学者ニコラ・ピネ氏ふたりが立ち [...]
若手トップ俳優ヴァンサン・ラコストの誕生秘話 〜 リアド・サトゥフ作・画『若い俳優』 2022-05-11 舞台・映画本 0 『Le jeune acteur 1 若い俳優』 “ジェネレーション2010”(2010年代に頭角を表した世代)を代表する若手俳優ヴァンサン・ラコスト。先のセザール賞でも『Illusions perdues 幻滅(仮題)』で最優秀助演男優賞を獲得するなど、デビュー時から安定し [...]
ネル劇場で〈モリエール週間〉。 2022-05-09 イベント情報パリで遊ぶ舞台・映画 0 La semaine Molière:Molière et l’improvisation : Enquête théâtrale コメディー・フランセーズの近くに聳え立つモリエール像に目を止めたことのある人は数多いに違いない。今年2022年はそのモリエールの生誕400年。さま [...]
シャンゼリゼで屋外シネマ!(の鑑賞チケットを当てよう)。 2022-05-06 イベント情報パリで遊ぶ舞台・映画 0日曜営業パリ8区 5月22日(日)19hから、シャンゼリゼ大通りの真ん中に設置されたスクリーンで屋外上映会が開催される。凱旋門を背景に上映されるのは『アリー/スター誕生 A Star is Born』(2018)。レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが共演して話題になった作品。無料だが、人気な [...]
二世監督と侮るなかれ。『 Hit The Road』 2022-04-29 舞台・映画 0映画 1984年生まれ、パナ・パナヒ監督の初長編作品。苗字でピンときた方も多いだろうか。世界三大映画祭全てで受賞したイランの巨匠ジャファル・パナヒのご子息だ。「なんだ二世監督か」と侮るなかれ。映画を見れば、そんな意地悪な気持ちも吹き飛ぶはず。パパ・パナヒとは違った個性で、一作目にして [...]
第75回カンヌ映画祭、ラインナップ公表に。 2022-04-15 イベント情報舞台・映画 0カンヌ映画祭 2022年は “慣らし運転”的な年 カンヌ映画祭のラインナップ発表会見が行われた4月14日(木)は、青空も広がり気温は急上昇。会場はシャンゼリゼ大通りの映画館UGCノルマンディー。ジャーナリストの参加率はまあまあで、徐々に熱気が戻ってきた様子だ。もはやマスク義務もなく陰性証明も [...]
シネマテークでレトロスペクティブ開催 ジャン=ピエール・リモザン監督インタビュー。 2022-04-04 舞台・映画イベント 0インタビュー 「作った作品は未完成、最後まで到達しない」 この春のシネマテークは今村昌平、ロミー・シュナイダー(展覧会も同時開催)、ジョナス・メカス、スタンリー・キューブリックら、あらためてスクリーンで出会いたい映画人のレトロスペクティブが盛りだくさん。 4月7日から16日までは、日本び [...]
ロシア・ウクライナ戦争と映画 ー 暗い影を落とすロシア文化排除のムード。 2022-03-30 舞台・映画 0パリ9区映画 ウクライナ戦争勃発とともに、ロシア文化の自粛や排除ムードが高まり、暗い影を落としている。パリ8区の映画館バルザックで開催予定だった恒例のロシア映画祭は延期を発表。本映画館は露系オーナーで、普段から露映画の紹介に尽力しており苦渋の決断だったろう。 だが完全に諦めたわけでなかった。 [...]