第14回 キノタヨ現代日本映画祭「日本映画の多様性」フランスで紹介 2019-11-13 舞台・映画 0読者プレゼント *「第14回 キノタヨ現代日本映画祭」招待券プレゼント* フランスに昇る輝く “金の太陽”こと「KINOTAYO」。今年もフランス最大の邦画の祭典キノタヨ映画祭がやって来た。昨年度は日本文化の祭典「ジャポニスム2018」の影響で日程が後ろ倒しされ、例外的に年明けの開 [...]
“手”は思い出すー『J’ai perdu mon corps』 2019-11-08 舞台・映画 0 昨今、劇場では「大人の鑑賞に耐える」ではなく、はなから「大人がターゲット」のアニメの健闘が目立つ。最近では『Buñuel après l'âge d'or /「黄金時代」後のブニュエル』や『Hirondelles de Kaboul /カブールのツバメたち』があった。その流れの一 [...]
「オリエントの星」ウム・クルスームに捧げるミュージカル。 2019-10-24 舞台・映画音楽 0パリ10区 Oum Kalthum/ Farid Al-Atrash|spectacle musical イスラエルのヤッファにあるアラブ=ヘブライ劇場を拠点に活動を続ける劇団による、今は亡きエジプトの大歌手ふたりを主人公にしたミュージカルに出かけてみよう。 27日( 21hの公演はキャンセ [...]
複雑な祖国愛が投影されている。 『Papicha』 2019-10-14 舞台・映画 0 政府軍とイスラム過激組織の対立が激化した90年代のアルジェリア。武装イスラム集団は市民も標的にテロを繰り返した。本作は「暗黒の十年」と呼ばれた息苦しい時代が背景にある。 [...]
セネガル系フランス人女性監督の話題作『Atlantique』 2019-10-02 舞台・映画 0 アフリカ系の女性監督がカンヌ映画祭のコンペティション部門に選ばれたのは史上初のこと。しかも長編第一作目にして、いきなりグランプリ(次点)を受賞した。さりげないロングシュートが予期せず大きなゴールに入ったようなもので、授賞式ではマティ・ディオップ監督本人が一番驚いているようにも見え [...]
ヒエラルキーから開放された愛『Portrait de la jeune fille en feu』 2019-09-19 舞台・映画 0 フランス映画界が誇る才能セリーヌ・シアマが、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した話題作。名門映画学校フェミスの脚本科出身だけに面目躍如と言える受賞だろう。舞台は18世紀末のブルターニュ地方。主人公は二人の若い女性だ。マリアンヌ(ノエミ・メルラン)は肖像画を描くために派遣された画家で、モ [...]
現代能『マリー・アントワネット』パリ公演 2019-09-17 舞台・映画 0読者プレゼントパリ2区 *現代能『マリー=アントワネット』パリ公演 特別ご招待券プレゼント*『~薔薇に魅せられた王妃~ マリー・アントアネット』が、パリのオペラ・コミック国立劇場で上演される。観世流能楽師の人間国宝、梅若実玄祥が主人公マリー=アントワネットを演じ、脚本は植田紳爾(しんじ)。 [...]
狂言公演 『第一回 パリ延年之會』 2019-09-05 舞台・映画 0 【Petites Annonces】 能楽師狂言方和泉流 小笠原匡 小笠原弘晃 2014年より、フランスにて狂言普及活動を行って来た能楽師狂言方和泉流の小笠原匡が、この度初の主催狂言会『延年之會』をパリで開催する。 仏語字幕付狂言『盆山』『昆布売』上演前には解説もあり、初心者でも [...]
流行りの「女性応援映画」で満足しない。『Une fille facile』 2019-09-04 舞台・映画 0 「新時代のブリジット・バルドー」と称されるザイア・ドゥアールはアルジェリア出身のモデル。17歳だった2010年、サッカー仏代表選手への売春を報じられメディアの餌食になった。だが本人は女優業やデザイナー業に進出しマイペースを貫く。そんな彼女に親近感を抱くレベッカ・ズロトヴスキ監督は [...]
映画『HALTE』−描かれるのはモラルと真実の死 2019-08-02 舞台・映画 0 「産業に押し付けられた尺(時間)の強制は追い払うべき」と涼しい顔で言い放ち、10時間前後の映画を連発してきたフィリピンの鬼才ラブ・ディアス監督。でも安心してください、今回は4時間34分。前作『悪魔の季節』(約4時間)の時と同様に、映画ライターの間では「最近はディアスもよく短編を撮 [...]