カルチャー誌「テレラマ」の表紙を飾るカミーユ・エチエンヌさん(24)。TV番組にもよく出演し、若い世代の気候変動による危機感を代弁。政治家、経済人らとのディベートにも果敢に挑んでゆくだけでなく、気候変動の緊急性を広くアピールするための映像制作も行う。
道路を封鎖したり、テニス全仏オープンの試合を妨害するなどの 「市民的抵抗」は、〈合法〉ではないが、〈正当〉と擁護。今私たちが享受する様々な権利も市民の抵抗運動により獲得されてきたと説明する。それより地球が滅びるのを何もせず待つほうが罪だと、活動家たちと政府の「無為無策」を提訴したりもするのだ。
パリ政治学院卒、ソルボンヌで経済学、フィンランドでは森林農学を勉強。サヴォワ出身で山が好きなカミーユさんは 「エコロジーの蜂起」という本を5月19日に出版する。(美)