Barbara Carlotti “ Corse Ile d’Amour ”
ロックダウンで気がめいっている友人へのノエルのプレゼントは、バルバラ・カルロッティの新アルバム『コルシカ、愛の島』で決まり。
バルバラ・カルロッティは今年46歳の中堅シャンソン歌手で、フィリップ・カトリーヌとのプロモ・ビデオ*『Mon Dieu, Mon Amour』(2012)以来、くつろいでいて、しなやかな柔らかな声に魅せられ、気になっている歌手だ。今回は、父親がコルシカ出身だけあって、子ども時代から聞きなれてきた、コルシカ民謡やコルシカ出身のティノ・ロッシなどの歌が収められている。
たとえば、60年代に大ヒットしたレジーナ・エ・ブルーノの『Solenzara』は、波の音からはじまり、コルシカ語で「毎晩のようにソレンツァラの浜辺で踊っていた」と歌われていく名曲だ。セミの鳴き声などもきかれ、太陽の光が肌に感じられるようなアルバムになっている。次のバカンスはコルシカにしようかな、などと心が弾んでくる。(真)Elektra / 15€ 前後。