Alex Singerの自転車

コンペから旅行、街中まで広い用途の新製品。5千~1万ユーロ。© Christian Bille

 今年も世界中の自転車レースファンが注目するロードレース「ツール・ド・フランス」が7月7日から開催されている。1903年からの開催地だけにフランスのロードレースファンは多い。フランスは世界で初めて量産されたミショー型自転車を開発した(1861年)国で、サンテティエンヌを中心に自転車製造も盛んだった。ラピエール(オランダ資本に買収)、ルック、タイムといった仏メーカーはツールにも自転車を供給している。今回紹介するパリ郊外のアレックス・サンジェは今はツールには使われていないが創業80年の老舗。オリヴィエ・シューカ社長は自転車競技にも参加するサイクリストだ。

 オリヴィエさんによると、25~30年前から全部品をフランスで調達することは不可能になった。フランスではフレームやペダルなど一部を国内生産し、変速機やブレーキ(日本のシマノなど)、車輪、サドルなどを輸入して国内で組み立てるメーカーばかりだそうだ。部品は主に台湾、中国などアジア諸国で作られる。全部品を国内調達できるのは自転車製造世界一の台湾(Giant社など)だけだという。

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