フリージャズの立役者として活躍したクリフォード・ソーントンに捧げるアルバムで、ジョー・マックフィーを核にしたカルテットによるライブ盤。マックフィーの、ソーントンから譲り受けたトロンボーンによる静かなソロではじまり、50分少々のノーカット録音だが、ソーントンへの鎮魂歌はよどむことがない。内なる声の動きに耳を傾けたマックフィーのテナーサックスの美しさ。ドーニック・ラズロのバリトンサックスもソウルにあふれ、ジャン=マルク・フサのシンセと佐藤真のドラムスもそんな流れに自然に溶け込んでいる。(真)
CD : The Clifford Thornton Memorial Quartet “Sweet oranges”
フリージャズの立役者として活躍したクリフォード・ソーントンに捧げるアルバムで、ジョー・マックフィーを核にしたカルテットによるライブ盤。マックフィーの、ソーントンから譲り受けたトロンボーンによる静かなソロではじまり、50分少々のノーカット録音だが、ソーントンへの鎮魂歌はよどむことがない。内なる声の動きに耳を傾けたマックフィーのテナーサックスの美しさ。ドーニック・ラズロのバリトンサックスもソウルにあふれ、ジャン=マルク・フサのシンセと佐藤真のドラムスもそんな流れに自然に溶け込んでいる。(真)