9月13日(木)、14(金)
来年の2月まで日本関連のイベントがフランス全国で続く《ジャポニスム2018》。今日と明日は、照明デザイナー・石井リーサ明理(あかり)さんと、石井幹子さん母子によるエッフェル塔の光と音楽のショー。ショーは10分間。日没時から、01時までループで映写が続きます。
ショーは2部構成で、第1部(約7分間)のテーマは「Liberté – Beauté – Diversité(自由・美・多様性)」。「日の出る国」といわれる日本を象徴する太陽が、塔の足元から昇ります。2色の光や交差するビーム、光の綾模様などで表現される日仏2国の交流。東京国立博物館所蔵の日本の国宝級の美術品の絵柄や、白い雪の富士、海波と月、満開の桜なども投影されます。クライマックスでは「エッフェル塔自体が踊りだすようなイメージ」とのこと。
第2部は、「象徴的イメージ」(約3分間)。「黄金の国」とも呼ばれた日本を表現するために、金色光投光器を使ってエッフェル塔を金色の光で包み、江戸時代に尾形光琳が描き今は国宝とされている「燕子花図屏風」を映写。光の都・パリが、日本の光で彩られます。(集)