典型的なブラッスリー料理が美味しくてリーズナブルとあって、毎日盛況のレストラン。予約を取らないので、食事時は行列が必至だが、300席もあり、営業時間が長いので混雑時を避ければ難なく座れる。
まずはメニューの飲み物の欄に注目を。あまり聞きなれない〈à la verse〉という形式は、瓶だけではなく、様々なサイズのピッチャーで用意できます、ということらしい。 ワインはもちろん、ビールや水、コーラやアイスティーまで、250㎖、500㎖、750㎖、1ℓ、3ℓのなかから選択できる。私たちはとりあえず、コート・デュ・ローヌ(3.20€/250㎖)をとることにした。
頼みたい前菜がいっぱいで困るが、値段が値段なので、つい多く頼みすぎてしまうのでご注意を。私たちは定番というべき、ウフ・マヨ(ゆで卵マヨネーズ添え1.90€)と牛肉のブイヨン(1.80€)、長ネギのヴィネグレット(3.40€)を注文。このすべてがおいしくて驚く。評判どおり、卵は新鮮でマヨネーズも自家製だし、ブイヨンも牛肉の旨みが凝縮されていて味わい深い。長ネギはヘーゼルナッツ風味でひと味プラスの工夫がある。
メインにはブフ・ブルギニョン(9.80€)と子牛のブランケット(10.50€)を試してみた。肉野菜ともに充実した量で満足だったが、向かいの席に給仕されていた自家製フリット付きのタルタルステーキも美味しそう!聞けば、ここのフライドポテトも人気らしい。
デザートはプロフィットロール(4.50€)。シューアイスに温かなチョコレートソースがかかった、これまた定番デザートだが悪くない。今回は挑戦できなかったが、チーズや食後酒も充実しているので食前酒から始めて、コーヒーで締める超フルコースで楽しみたくなる。暖かくなったらテラスに陣取りたい。(里)
Bouillon Pigalle
Adresse : 22 boulevard de Clichy, 75018 Paris , FranceTEL : 01.4259.6931
アクセス : M° Pigalle
月~日 12h-24h 無休