パリに出張に来るたび、ここで生ハムをわんさか買って日本へ帰るという友人に教えてもらった店。以前はマビヨン市場の裏通り、ロビノー通りにあったのが、サンジェルマン大通りに移ってきて行きやすくなったので、機会があるごとに寄ってしまう。
マドリッドより200km北西にある生ハムの名産地、サラマンカ地方の厳選したイベリコ豚の生ハムと、チョリソ、サルチチョン(ソシソン)などを取り揃えた専門店。
生ハムの最高級品ベジョータ(199.95€/kg)は、さすがにそれなりの価格はするけれど、どこよりも安いし、部位や飼育法によって値段も違ってくるので、予算に合ったものを選べばいい。
例えば、レセボというドングリ以外の飼料を与えて育てた豚の肩肉(88.70€/kg)や、copeaux de jambon(69€/kg)という小さな角切りになったものだとかなり手頃だし、食べやすい大きさなので重宝する。いずれも100g前後の真空パックで半年ほど保存も効くのでまとめて買っておくことも可能だ。
他にも、レンズ豆や白インゲンと一緒に煮たら美味しく食べられるという、脂身の多い喉肉の部分や調理用のチョリソなどもあるし、チーズやオリーブオイル、ワインも揃う。生ハムのサンドイッチ(5.90€)や、hornazo(6.70€)という豚のフィレ肉、チョリソ、生ハムを生地で包んだパイも美味しいので、ランチや小腹が空いた時に活用したい。(里)
Viandas de Salamanca
Adresse : 150 bd Saint-Germain, 75006 ParisTEL : 01.4354.8614
アクセス : M° Mabillon/ Odéon
月~日 10h−19h30