以前から気になっていたマダガスカル料理店に、雪の降る日、ついに来店。ブルーを基調にリゾートっぽい色合いの店内は、天井も高く広々としているし、調理風景が見えるオープンキッチンもいい感じ。昼なら、日替りの前菜とメイン10.5€か、前菜+メイン+コーヒーで13.5€コースがおすすめだ。
友人の一人は10.5€のランチを、もう一人の友人と私は、13.5€のコースから、Tsakilavaという小さな春巻とブーダンの前菜、メインにはソーセージのルガイユ(トマトソース煮込み)とHena ritraという牛肉の煮込みを注文。飲み物は、Three Horses Beerというピルスナーで飲みやすいマダガスカルのビール(9€/65cl)にした。
さあ、みんなの前菜を味比べとなって、まず感激したのが、10.5€ランチの前菜の魚スープ。想像していた魚スープ特有の魚臭さがなく、クラムチャウダーにも似た上等なクリームスープのよう。春巻は小さいのが2つでちょっぴりさびしいが、メインのボリュームを考えるとこれでいいのかも。ブダンはクレオール風のより大きめで、付け合わせのサラダとのバランスもよく、食べ応えあり。
メインの食べ比べも私の軍配は、10.5€の日替りランチ、エビのトマトソースに。マダガスカルならではの大ぶりのエビが、真っ赤なトマトソースで味付けされ満足度が高い。牛肉の煮込みは、柔らかく煮込まれた肉がおいしいが、ショウガ風味が少々物足りないのが残念。ソーセージのトマトソース煮込みも素晴らしいが、その量の多さには驚くばかりだ。メインには、かすかにココナツミルクの香りのするご飯がすべてにつく。ココナツのお椀で覆われて給仕される独特のスタイルがリゾートっぽい。
スタッフも気さくで感じがいいし、料理もまだまだ未知のものが多いけれど、すべて口にあうので、当分通うことになりそうだ。(里)
Les Majungais
Adresse : 11 cour des Petites-Ecuries, 75010 Paris , FranceTEL : 01.4770.5576
アクセス : M° Château d'Eau
月休