「あそこは確かに中国領だが、ヨーグルトたちは常に独立していると考えていた。(…)ヨーグルトたちはイスラーム教徒である」
新疆(しんきょう)ウイグル自治区の騒乱に関し、7月8日、ベルナール・クシュネール外相のラジオでの発言。このちんぷんかんな内容は、外相が “Ouïghours(ウイグル人)” のことを “yoghours(ヨーグルト)” と言い間違えたため。
70万人
フランス革命記念日にあたる7月14日夜、シャン・ド・マルス公園でジョニー・アリデーの無料コンサート。70万人が集まり、2年前のミッシェル・ポルナレフの60万人を上回る人出。このコンサートの総経費は190万ユーロで文化省の負担となる。そのうちアリデーの取り分は50万ユーロ。同日午前に繰り広げられたシャンゼリゼ大通りでの軍隊行進には21万人が押しかけた。
ディオールのオーソバージュの新キャンペーンの写真は、ジャン=マリ・ペリエが1966年に撮った若き日のアラン・ドロン。でもどこか変。あっ、オリジナルの写真からタバコがどろん! 以前は男のポートレートに大切なアクセサリーだったタバコも、今はすっかり悪役に転落し、広告には逆効果なのだろう。この修正、ドロン、カメラマンの了承済みだという。そういえば、2005年の展覧会用ポスターでサルトルが手に挟んだタバコも消されてしまったことがある。この時は、写真を後世に残すことを目的として保存している国立図書館企画の展覧会だっただけに、こんなふうにコンピューターで写真を修正することの倫理性が問われたが、今回はそれほど話題にもなっていない。それにしても、31歳のドロンはいい男!