グアドループには “indépendatiste 独立を主張する人=独立主義者” が、マルチニークよりはるかに多い。政治的な独立だけでなく、通りの名前などをクレオールと呼ばれる彼らの言語で併記するなど文化的な “indépendance 独立” も要求している。フランスでは他の地方にも “indépendantiste” が存在している。”indépendantistes bretons ブルターニュ独立派”、”indépendantistes basquesバスク独立派”、”indépendantistes corses コルシカ独立派” などの動きが活発だ。コルシカ独立主義者はナショナリズム的な傾向が強く、国の各施設に爆弾を仕掛けるなど過激化している。現在裁判が行われているエリニャック官選知事暗殺事件の被疑者イヴァン・コロナも独立派として知られている。”autonomiste 自治主義者” は、”indépendantiste” とほとんど同義といっていいけれど、自治主義者のすべてが政治的な独立を求めているわけではない。