●女子ハンドボール世界選手権 クロアチア共和国のザグレブで開催されていた女子ハンドボール世界選手権で、フランスチームは前回に続いて決勝に進出し、ハンガリーチームと対戦。終了前1分半で3ゴールを決めて(!)28-28の同点に追いつき、延長戦では勢いにのって4ゴールを決め32-29で初優勝。 ●クジラの死体 12月28日、ブルターニュ地方フィニステール県のラ・トルシュ海岸に、全長19mのクジラの死体が打ち上げられた。30日、腐敗をふせぐために、一日がかりで解体され処理された。死因はまだわかっていない。 ●大みそかのシャンゼリゼ 昨年の大みそかも、パリのシャンゼリゼ大通りには50万人が集まり新年を祝い合った。零時少し前から、一部の若者たちの間で、恒例のようになってしまったシャンパンなどの空き瓶の投げ合い合戦が始まった。100人近くが検挙され、警察官など約50人が軽傷を負った。 ●レジオネラ菌感染で7人死亡 レジオネラ菌は、給水管や冷房装置中で繁殖し、重度の肺炎などを引き起こす。11月末からパ・ド・カレー県のランス市近辺で、1月7日までに70歳以上のお年寄りを中心に62人が感染し、うち7人が死亡。感染源の調査が進められていたが、10数人の患者から検出されたレジオネラ菌が、ナロクソ石油化学工場の冷却塔から検出された菌と同一であることがわかり、1月4日、工場は操業停止。他にも感染源がないかどうか、調査が進められている。 ●民間機墜落でフランス人133人死亡 1月3日午前5時前、エジプトのフラッシュエア社のボーイング737機は、シナイ半島南端の保養地シャルムエルシェイクの空港を飛び立ったが、何の連絡もないまま2分後に紅海に墜落。乗客、乗員合わせて148人が死亡。フランスの旅行社がチャーターした便で、カイロ経由でフランスに向かうところだったため、フランス人犠牲者は133人にのぼる(一人は日系女性)。機体は水深1000m近いところに横たわっていて、ボイスレコーダーなどが回収されていないため、事故原因判明にはまだまだ時間がかかりそう。 ●タバコ再値上げ 1月5日、たばこが8~10%値上がりした。マールボロを例にとると一箱4.60€が5€に。重なる値上げで、この1年間でたばこの販売量は13%減。これ以上の販売減を押さえようと、たばこ製造会社は、値上げ前とほとんど同じ値段で一箱19本入りを発売する予定。 ●イラクでフランス人男性2人死亡 1月5日夜、バグダッドとヨルダンを結ぶ道路を通行中の車が銃弾を浴び、乗っていたフランス人二人が死亡、一人が重傷を負った。死亡した一人は、米国のスティール社の下請けとして電線再敷設に携わっていたフランスのジェオミーヌ社社員。残りの二人はその護衛に当たっていた警備員。フランスはイラク侵攻に反対していたこともあり、フランス人犠牲者はこれが初めて。アメリカ人と間違われた可能性が強い。 |