●エアバスの売れ行き好調 イラク戦争、重症急性呼吸器症候群SARSなどで旅行客が大幅に減って、航空業界は火の車にもかかわらず、エアバスの売れ行きが順調に伸びている。今年に入ってからも、米国のジェット・ブルー社から65機、中国3社から30機など、合わせて150機の受注があり、世界市場の81%に達したことになる。ボーイング社との競争がますます激しくなりそうだ。 ●幼稚園中庭陥没、地下鉄側の計算ミス 2月15日午前11時ごろ、地下鉄14号線延長工事現場の真上にあたる、パリ13区の幼稚園の中庭が400m2 にわたって15メートル近く陥没した。運輸省が中心になって陥没原因の調査が進められていたが、地下鉄側が地面の抵抗度の計算を間違い、支えをしっかりしなかったことが原因であることが分かった。幸い冬休み中だったために被害者は出なかった。 ●メーデーにフランス全国で28万人参加 今年のメーデーは、政府の老齢年金制度改革案に強く反対する各組合が、全国各地で統一デモを繰り広げ、パリで3万人、マルセイユで2万5000人など、28万5000人が参加。約150万人が参加した昨年の歴史的「ルペン阻止」メーデーには及ばないものの、例年の倍近い動員数。5月13日にも老齢年金制度改革反対の大がかりな全国デモ。 ●3月は失業率が1%上昇 3月は失業者が2万4500人増え、失業率は前月比1%アップ。1%の上昇は2001年の11月以来のこと。これにより1年間で5.8%上昇、現在の失業率は就労人口の9.3%。今年度中に10%を超えるおそれが大になった。 ●ハンドボールのチャンピオンリーグ ハンドボールの男子チャンピオンリーグ決勝戦が、4月27日と5月4日に、フランスのモンペリエ・クラブとスペインのパンペルーネ・クラブの間で戦われた。初戦はパンペルーネが27-19で圧勝し、8点差の大ハンディキャップを負ったモンペリエだったが、5月4日の第2戦は、素早いパスワークで積極的に攻め続け、31-19と12点差をつけて逆転優勝した。フランスチームがチャンピオンリーグで優勝したのは、これが初めてだ。 ● 謎の一家5人行方不明事件 |