「競技場に8万人、テレビの前に数百万人、私たちのような感動は誰にも味わえない」と語るのは、2000年の欧州カップ優勝後、ディディエ・デシャン選手のあとをついで仏サッカーチームのキャプテンになったマルセル・ドサイさん(34)。W杯の口火を切る5月31日の対セネガル戦に向け闘志満々だ。 生まれ故郷のガーナから、母親、兄弟とともに、母親の恋人(フランス人元外交官)が住んでいたナントにやってきたのは4歳の時。18歳でプロ選手としてデビューして以来、強靱な体力、鋭い瞬発力、的確な読みで、ディフェンスのかなめとしてサッカーの国際スター街道をまっしぐら。そのうえ、試合後のインタビューに答える時もそつがなくスマートだから、CMに登場する回数も増えている。 選手としての寿命はあと2年くらいと考えているドサイ選手だが、最近は、母親が戻っていったアフリカに思いをはせることが多いという。(真) |
“Dans la vie, personne ne peut avoir des émotions comme nous,80000 personnes dans un stade et des millions de gens devant leur télé.”
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