『EPOK』という雑誌の最新号の表紙はレナード・コーエンで、見出しは “L’idole des zen”。”zen” はフランス語ではもともと「禅」を意味する名詞・形容詞だったが、この2、3年「(禅僧のように)クールで心を惑わされない」というような意味の形容詞として使われることが多くなった。僕も家でイライラしたりすると、娘に “Reste zen!(クールにしたら)” とさとされる。それがさらに普通名詞としても使われるようになり “L’idole des zen(クールな人種のアイドル)” 。 複数の(s)がついていないが、外国語から入った言葉は活用しないことが多いから。これからは、”Marc, c’est un vrai zen!(マルクは本当に心の乱れない男!)” などと言ってもいいのでしょう。(真) |