いかにも手作りっぽい看板など外観からしてとってもアフリカン。カーテンがかかっていて店内がまるで見えないが、臆することはない、入ってみよう。
店の自慢料理の入った85F のコースをとってみる。友人のミキちゃんは、小エビのトマトカップサラダに豚のマボケ。私は、クレオール風ブーダンと若鶏のムアンベを選んだ。飲み物には、アフリカではアペリティフとして親しまれているジンジャージュース(15F)。これが甘くやさしい香りで美味しい!! 店のマダム、ンザデットさんに聞いてみると、おろし生姜にサトウキビのシロップと水を足して2 時間ほど冷やしたものだとか。さすがに喉越しにカーッと生姜独特の辛味がやってくるのだが、身体にもよさそうで癖になる味だ。
小エビたっぷりのトマトサラダは夏にぴったりの前菜。ブーダンもピリリと辛味が効いていて旨い。マボケというのは魚や肉類をバナナの葉で包み調理したコンゴ特有の料理で、豚のマボケは意外にあっさり味。ムアンベの方は、ピーナッツソース煮なのでセネガルの代表料理、マフェを想像したが、それより野菜の味でなく人工調味料的な味がしたのがちょっと残念。デザートはこの日はフルーツサラダのみ。ラム酒が添えられ、椰子の実で作られた器もなかなかいい感じ。
この土地で20年頑張っているというンザデットさん。給仕はもちろん料理も彼女の担当だ。ウズラのピリピリという激辛料理や、ナマズのマボケ、バナナのフリットや蒸した山芋類など他にも気になるメニューがズラリ。(里)
N'zadette M'foua
Adresse : 152 rue du Château, 75014 Paris , FranceTEL : 01.4322.0016
19h-0h 無休