”Buena vista social club” の何枚かのCDやヴェンダースのドキュメンタリー映画で、キューバのソン (サルサのルーツともいえる音楽) のファンがフランスでも急増し、コンパイ・セグンドやルベン・ゴンザレスなどが来仏して公演する機会も増えた。今度は、最新アルバムで渋くノスタルジーに溢れたボーカルを聴かせてくれたオマラ・ポルトゥオンドがオランピアで歌う。 20日/20h30 180F~250F (Fnacなどで) *Olympia : 28 bd des Capucines 9e 01.4742.2549 |
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●バール・フィリップス バール・フィリップスといえば、アーチー・シェップの名盤中の名盤『ニュー・シング・アット・ニューポート』で注目されたベース奏者。ECMから出ている彼のソロアルバムは、ジャズという枠を遙かに飛びこえて、ブリテンの無伴奏チェロ組曲の世界にまで接近していく素晴らしさ。弓弾きから生まれるサウンドの深みに酔いたい!24日/20h30 80F *Instants Chavires : 7 rue Richard Lenoir Montreuil 01.4287.2591 M。 Robespierre ●Cabaret Night 昨年からフランスで活躍しているソロシンガー、Romanesque iciTV (ロマネスク石飛) が、オヴニーの “Squat アーティスト” 特集でも紹介したスクワットで、パリ第3弾ライブ。『昼の王子』と『夜の王子』の2部からなり、「オリジナルの歌とダンスでつなぐ、めくるめく愛とエスプリと妄想の世界…」 4月28日、5月5日、12日/15h30 4月29日、5月6日、13日/20h *chez Robert Electrons Libres : 59 rue de Rivoli 1er 問い合わせ06.6508.6543 |
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●ファルスタッフ ヴェルディ没後100年を記念して、彼が79歳で作曲した最後のオペラ『ファルスタッフ』。演技力も大切なファルスタッフ役には、バリトン歌手のジャン=フィリップ・ラフォン。音楽監督はジョン=エリオット・ガーディナー。 4月25日、27日、5月2日/19h30 4月29日/16h 70F~670F *Theatre du Chatelet : 2 rue Edouard Colonne 1er 01.4028.2840 ●日曜の朝の室内楽 ジャン=クロード・ペヌティエのピアノ、レジス・パスキエのヴァイオリン、ロラン・ピドゥーのチェロで、モーツァルトのピアノ三重奏曲第6番、ベートーヴェンのピアノ三重奏『大公』、ラフマニノフの『悲しみの三重奏曲』。 22日/11h 120F (当日売りのみで10hから発売) ●Cantus Colln コンラッド・ユングヘネルが指揮するカンテュス・ケルンが昨年出したバッハのカンタータ集は、合唱パートもソリストが歌うことによって、ポリフォニーの各ラインがより明確になって透明感を増し、歌の表情もより劇的になった。彼らの初のパリ公演は、17世紀の宗教音楽というプログラムで、CDにも入っていたバッハのカンタータ”Crist lag in Todesbanden” BWV4も歌う。 28日/17h 95F ●異系の譜 日本人作曲家、和泉耕二の「異系の譜」は、尺八という伝統楽器とピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロからなる弦楽四重奏を組み合わせた作品だ。今回はダニエル・リフェールマンというフランス人の尺八奏者も演奏し、国際交流を推進するユネスコらしいコンサートだ。12日/18h30 入場無料 *UNESCO : 125 av. Suffren 7e ●Banlieues Bleues パリ郊外のジャズ祭 “Banlieues Bleues”もいよいよ大詰め。最終日には、ブラジルの歌手・ギタリスト、ジョアン・ボスコとキューバのジャズ・ピアニスト、ゴンザロ・ルバルカバが共演する。 5日/20h30 120F (予約:01.4922.1010) M。Bobigny-Pablo-Picasso |