最近私がパリで思うこと。日本人同士、なぜ道で会っても知らん顔をするのか? 自分の顔から、よくベトナム人かフィリピン人に間違われるのですが、日本以外のアジアの人たちって、良く見ていると知らないひと同士でも声をかけあって立ち話をし、情報交換とかしている。インド人の人たちも、そう。知らないインド人同士でも、宿がなくて困っていれば助ける、泊める。同胞の人たちのために。
私たち日本人は、道で会ってもそうそう話すことができずに、知っているごく一部の人だけに情報を流すか、自分の中だけに溜め込んでしまうよう。
だから、こうやってメールでしか話せない時もあるのだと思う。日本は遠いし、他の国とも陸が続いてないから、環境とか暮らし方とか、たくさんの国籍の人たちが生活しているということも身体に染み付いてないから、分かりかねる部分がたくさんあると思う。ある意味、本とかマニュアルに頼るしかない。でもそれもどんどん変わっていくし。その時生きていた言葉も本では過去のことになってしまう。もちろん、本を読んだり自分で情報を収集するのも良いけれど、マニュアルだけでは生きた世界に入っていけない人間になってしまうだろう。
この掲示板の方がまだ生きた情報交換の気がするけれど。ただ、言葉遣いや聞く態度は日本人の持つ美徳の部分を生かして欲しいと思うのですが。(ミミ)
(ホームページ-二月十四日付「掲示板」より)